全国のタランティーノファンの皆さん、ごきげんよう。
3/1から公開になった『ジャンゴ 繋がれざる者』を観て、愛する妻を取り戻したくなった男住人A(独身)です。
お帰り、タラちゃん!待ってたよ。
この写真は先月、タラちゃんが来日した際に都内で行われたイベントで捕獲した一枚。力んで取材に向かったものの、通路の向こうから現れたタラの迫力に思わず逃げ腰になり、このブレっぷり・・・。お恥ずかしい。“何だかすごい臨場感”ということでお許しを!
バレンタイン前日の2/13に開催されたことにちなんで「バレン‘タランティーノ’・ナイト」と名付けられた今回のイベントは、なんと映画の上映前にタラ本人が現れ、客席へキャノン砲で約300個のチョコをぶっ放す(!)というもの。もー、バカすぎて最高です。誰がこんな企画考えたんだ!素晴らしいじゃないか。
最初に「ハロー、トーキョー!ハッピーバレンタイン!」と叫びながらノリノリで会場にやってきたタラ。18禁イベントなうえに自動的に男性が多くを占めた当日の客席は、タラ先輩の登場で湧き立ちまくり、さながら男祭り状態。その後もタラちゃんは何かしゃべってましたが、僕もすっかり興奮状態で、もう何がなんだかよく分かりません(←記者失格)。そしてしばらくたってカウガールと呼ばれる女子が登場し、3人の合図でチョコは見事にぶちまけられたのでした。
終始大興奮のイベントだったわけですが、そんな中でも日本のファンへのサービスを忘れないのが、我らがタラ男先輩。今回の『ジャンゴ』と日本をつなぐエピソードを披露してくれました。
お話によると、実はこの作品が誕生したのは前作『イングロリアス・バスターズ』のキャンペーンで来日していた際、日本でマカロニ・ウエスタンのサントラをたくさん買ったことがきっかけになっているそう(他の国では意外と手に入らないみたいですよ)。で、早速聞いていたところ『ジャンゴ』のアイデアを思い付き、ホテルの便箋に書き綴ったタラちゃん。実際、完成した本編の冒頭シーンは、東京のホテルで書いたそのままだそうです。何だか嬉しいではないですか。
ところで、まだこの作品を観てないよ!という方のために軽〜くストーリーをご紹介すると・・・
ジェイミー・フォックス演じる主人公・ジャンゴが、悪〜いヤツらに連れ去られた愛する嫁さんを取り戻すために頑張る!それをジャマするのがディカプリオ(イカれた農園主)やサミュエル・L・ジャクソン(自分も黒人なのに黒人差別が激しい黒人)!以上!
他にも奴隷制度の問題とか色々語り口はあるわけですが、まぁとにかく「愛する妻を取り戻せ!」が合言葉です。皆さん、ジャンゴ応援団として映画を見守ってください。
そうそう、奴隷制度といえば本作と同じく先日のアカデミー賞で話題になった『リンカーン』という映画(スピルバーグ監督)がありまして、そちらも4/19からシネマイクスピアリで公開するわけですが、実は『ジャンゴ』と『リンカーン』は描かれる時代設定がかなり近いんです。『ジャンゴ』の舞台はリンカーンが奴隷解放宣言をする5年前の1858年、解放宣言の発布が1863年、そして映画『リンカーン』の物語はその2年後の1865年1月から始まります。あわせて観てみるときっと面白いですよ。リンカーンがあんなに苦労&苦悩して成し遂げる「奴隷制廃止」の事実と、この『ジャンゴ』が描く「奴隷制破壊」のフィクションが、僕にはどこかつながって感じられました。
ちなみに私見ではありますが、この作品はそんなにエグくないですよ。なので「バイオレンスっぽい映画はちょっと…」という方にも、ぜひチャレンジしてほしいところです。シネマイクスピアリ随一の“残虐シーン苦手”女子も、この作品に関してはステキ!と絶賛してました。確かに劇中で人はたくさんお亡くなりになりますが(笑)、そんな時は手で顔を覆って、指の隙間からチラ見しましょう。
By.A
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント