お知らせ: 2015年9月アーカイブ

『ヒロイン失格』

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 子供の頃好きだったマンガは美内すずえの「妖鬼妃伝」だった女住人Mです。今週は若い女子のバイブル!?別冊マーガレットで連載された大ヒットコミックの映画化9/19(土)公開の『ヒロイン失格』をご紹介します。
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 主人公の高校生・はとり(桐谷美玲)は幼馴染の利太(山﨑賢人)のことが大好きで、自分こそが利太と結ばれるヒロインなんだ!と信じて疑わないまっすぐな女の子。なのに彼は地味な"六角精児"似の安達さん(我妻三輪子)と交際を始めてしまいます。そんな時にはとりは学校一のモテ男・弘光(坂口健太郎)に告白されてしまい・・。自分が好きな人と自分を好きな人の間で揺れるはとりの本当のヒーローはどっちなの??という説明しているこっちが恥ずかしい~!ド・ストライク少女マンガ★ラブストーリー!それが映画『ヒロイン失格』です。
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 しかしイケメンさんの幼馴染と恋に落ちるというのは女子なら誰でも一度は憧れ、妄想するフックですね。いつも側にいて「自分のもの!」とばかりに安心していたら、別の女の子に持っていかれるパターン。昭和時代から脈々と受け継がれる、ある、ある設定!そこに気になる彼とはタイプの違うこれまたイケメンさんが登場し、言い寄られるとは盆と正月が一緒に来たような展開。そんな女子にとってのめくるめくワンダーランドな世界観で恋に奮闘する主人公・はとりを演じるのがニュース番組でキャスターもつとめる桐谷美玲ちゃん。はとりちゃんは思いこみが激しくて感情表現がストレート、考えるより行動!な女の子なので、美玲ちゃんはクルクル表情を変え、時には果敢にも変顔をして、体全体で利太への想いを表現するのです。いや~、可愛い子は変顔しても"可愛い変顔"になるだけなので、もうどんなでもただただ可愛いですね~。こんな娘さんがいたらお父さん、たまらんでしょうね。(どこ目線なんだ・・・)

でも恋がうまくいかなくなったり、自分に自身がなくなるとジェラシーやら悲観的感情がもくもく湧いてきて心がブチャイクになるんですよね。しかも精神的なものは外に漏れ出ますから、恋愛してるしていないに関わらず、これは気をつけなきゃいけません。そんな中、利太と安達さんの仲に自分が入れないと思い始めた時にグイグイ自分を引っ張ってくれるイケメン・弘光くんに次第とはとりは心が移って行ったりもします。でもやっぱり心のどこかで利太がいて・・・・と揺れる乙女心。
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(こんなイケメンさんが二人も一度に登場したら、人生狂いそうです・・・)

 「昔、おばあちゃんが言っていたのよね。女の子は好きになるより好かれた方が幸せになるって・・・」こんなセリフが発せられるシチュエーションが昭和時代には都市伝説的に存在していたのですが、まさにその狭間で揺れるはとりちゃん。この映画のキャッチコピーでも使われる"私が好きな人か、私を好きな人か"問題勃発!いつの時代になっても女の子はこの命題に悩まされているようですが、少女マンガにありがちなこういうどっちつかずな感情でブレまくっていると次第と周りを傷つけるってことが私、とっても気になるんですよね。
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心配してくれている友達も、好きなあの人も、自分を好きでいてくれるあの人も・・人の感情を慮ることは大切ですが、それが言い訳になったり、周りの目を気にし過ぎて自分を見失ったり、結局は周りへの気遣いがなくなってしまう結果を引き起こしたり・・・。誰かを好きだったりする気持ちはとても素敵なことなのに、それが真逆の感情を生んでしまうと悲しいことですね。自分がどうしてそう思い立ったかのその工程の中にこそ本当の真実があるってこともありますしね。恋愛という行為において人は初めて自分以外の存在に対して真剣に向き合うものなので、それにはきっちり自分と向き合うってこが大切なんですよね。なんか辛気臭くなりましたが、映画自体は全くもってド★ストライクなキラキラ恋愛映画なので、なんでこんなテンションに陥っていくのか自分でもよくわかりませんが、まぁ恋をしろ、ってことですかね??
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(みんな~、集まれ~!壁ドンよぉぉ~)

 今週この映画をご紹介したのは1つ大きな理由がありまして、なんと本作の主要キャストの桐谷美玲ちゃん、山﨑賢人くん、坂口健太郎くん、そして本作の英勉監督が公開初日の9/19にシネマイクスピアリに舞台挨拶をするべくやって来るんです!!!ひゃっほ~い。
(※チケットはご好評につき完売いたしました。)
女子が大好きな成分でしか出来ていない『ヒロイン失格』は9/19(土)からシネマイクスピアリにて公開です!

By.M
(C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員会 (C)幸田もも子/集英社

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