もうすぐGWが始まりますね。GWもやっぱり映画館と家の往復になりそうな女住人Mです。
さて今回は多くの皆さんが楽しみにされていること間違いないこの作品、4/25(土)公開『シンデレラ』をご紹介します。
今回は4/8(土)に開催されたジャパンプレミア スペシャル舞踏会&レッドカーペットを取材した際の写真も交ぜながらお届けいたします!
(世界的な写真家アニー・リーボヴィッツが手掛けたポスタービジュアルも素敵!)
言わずもがな時を越えて愛され続けてきた珠玉のラブストーリーである『シンデレラ』をディズニー・スタジオが総力を結集し実写化したのが本作。誰もが知っている『シンデレラ』のロマンティックなイメージはそのままに、シンデレラの勇気と優しさから生まれる奇跡の愛が描かれます。
監督は俳優としても有名なイギリス出身のケネス・ブラナー。舞台俳優として高く評価される一方、数々のシェイクスピア劇の演出も手掛けその後、映画界にも進出。コスプレ劇の演出に定評があるケネス・ブラナーがメガホンを取ったのでもう観る前から安心感ありありです。かぼちゃの馬車、ビビデバブデブ~♪の変身シーン、素敵なドレスに王子様との舞踏会、午前零時の鐘とガラスの靴などなど"シンデレラ"を愛する皆さま、そしてハッピーなラブストーリーをこよなく愛する皆さまには「これが観たかった『シンデレラ』!」と思って頂ける1本になっていると自信をもってオススメ出来ます。
(シンデレラを演じたリリー・ジェイムズさん(左)とケネス・ブラナー監督(右)。
ケネス監督は俳優でもあるのでかなりのイケオヤジですね。)
特に何と言っても、王子様との舞踏会でのダンスシーン。森で出会ったエラ(掃除をしていてススだらけになったエラを見て姉が"灰だらけのエラ"="シンデレラ"と名付けます)に一目ぼれした王子は素性もわからない彼女と再会するために国中の独身女性全てをお城での舞踏会に招待します。城は「王子様に見染められるチャンス!」とばかりに美しくカラフルなドレスで着飾った女性たちに溢れ、舞踏会が開かれる大広間はシャンデリアが眩しい豪華絢爛な空間(CGではなくセットで撮影されています!)。そこに登場するのが女性なら誰もが一度はあこがれるようなブルーのドレスをまとったシンデレラ。きらびやかな空間に、たった一人シンデレラが登場しただけでそこにいる者全てが息をのみ、王子様が「そう、この人だ」と思う。その一連の流れが説得力をもって描かれます。
(ピンク色のナイトドレスがとても素敵なリリー。
この日は4月とは思えない気温3℃の極寒の夜でしたが始終笑顔を絶やさないリリーはまさにシンデレラ♪)
そしてシンデレラと王子様の夢のダンスシーンはディズニーファンが愛して止まない「美女と野獣」のダンスシーンを思い起こさせる程の素敵シーンになっています。もう溜息もの!その後、皆さまのご存知の通り、フェアリー・ゴッドマザーの魔法は零時を過ぎるととけてしまうので、シンデレラは急いで家路に着くことになるのですが・・・・その後の展開は是非スクリーンでお楽しみ下さい。
(本作の日本語版声優を担当する高畑充希さん(シンデレラ役)と城田優さん(王子役)も揃ってプレミアに参加。
お二人とも若手ミュージカル俳優としてもその才能が認められているだけあって、日本語版声優としてもピッタリ!!)
と、本作はいい意味で王道"シンデレラ"、まんま"シンデレラ"です。皆さんが観たい"シンデレラ"と出会うことが出来るのですが、それだけじゃつまらないわ~、という方もいるかもしれません。でもそんな方もご安心を。それはシンデレラに劣らず、いや勝っているといっても過言でない継母の存在です。演じるは「ブルージャスミン」でギリギリ妙齢女性を演じてオスカー主演女優に輝いたケイト・ブランシェット。ケイト版継母は意地悪な完璧な継母でありながらシンデレラに対抗するにふさわしい美貌を兼ね備えています。彼女の初登場シーンはシンデレラのそれより力入りまくり、シンデレラの舞踏会シーンとはまた違った意味で溜息が出る程に美しい・・・彼女の冷酷さ、気高さ、冷たいまでの美しさが表現されています。
でもそんな彼女は前の夫を亡くし、女一人で生きることが難しかったこの時代、二人の娘を育て上げなければなりませんでした。そのために資産のあるエラの父親と結婚するのですが、彼の愛は亡くなった前妻の記憶とエラに注がれています。お金目当てでの結婚だったかもしれませんが、継母も一人の女性、愛されたいという思いがエラへの嫉妬へと変貌していったようにも思えます。二人の娘には過剰な愛情を注いでいた継母なので、本当は愛情深い人だったのかもしれません。愛し方、愛され方を知らない継母はそれ故にエラへ素直な愛情を向けることが出来なかったのでは・・・・。そんな愛情表現下手な母の元で育った姉妹2人だったから、彼女らもエラをイジメることしか出来なかった??
(海外ドラマ「ダウントン・アビー」ファンの皆様にはお馴染のメイドのデイジーことソフィー・マクシェラちゃん(左)が姉のドリゼラを演じています。リリーも「ダウントン・アビー」組なんですよね。)
ケイト・ブランシェット演じる継母があまりにも素晴らしかったので私は幸せを一つ一つ自分のものにするシンデレラよりも、強欲で冷酷で、でもどこか寂しさが漂うケイト版継母により心奪われてしまいました。
さすがオスカー女優やでぇ~。
王道にしてこれまでより深みも加わりさらにパワーアップした『シンデレラ』、是非スクリーンでお楽しみください。
同時上映短編アニメーションは『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』ですからね~★
(「ミテネ!」 by.リリーさん。)
<おまけ>
ジャパン・プレミアで開かれたスペシャル舞踏会。
ステージ上で踊るダンサーさんのドレスが一瞬に変わる、そんな魔法も!
(同じ色を着ていたダンサーさんのドレスが・・・)
(カラフルなドレスに早変わり!)
(いつもお世話になっているLiLiCoさんを巨大スクリーン越しに発見!)
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