ウラシネマイクスピアリブログ

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『モアナと伝説の海2』

 あと少しで今年も終わり、でもこの映画を観ないと2024年は終われません!?と言う訳で12/6(金)公開『モアナと伝説の海2』をご紹介いたします。

 前回の冒険から3年が経ち、妹シメアが家族の仲間に入ってモアナは島で楽しく暮らしていました。ある時、人間を憎み世界を引き裂いた“嵐の神の伝説”を知り、その呪いを解くために相棒マウイや仲間たちと共に新たな航海に繰り出します。前作で航海に出ることを禁じる島の掟を破り、大海原へ飛び出したモアナが、本作では他の島々に住む見知らぬ人々との出会いを求めて旅立ちます。

 幸せを待っているだけの旧来型ヒロイン像を一新し、自らの選択で道を選ぶ革新的なヒロインとして登場したモアナは島の皆を守るために前人未到の冒険にだって繰り出しちゃう独立心旺盛な女の子です。でも“海に選ばれし者”という運命に戸惑い、時に迷う時も・・気付けばこちらまで応援したくなるキャラクターで多くの観客の心を掴みました。そんなモアナがあの冒険を通してリーダー的存在へと成長し、帰ってきました。

 前作ではマウイとのバディ・ムービーという色が濃かったのですが、本作では島の仲間からちょっとクセはあるけど適材適所メンバーを選抜し、共に大海へ。最初は歯車が合わなかった彼らが徐々に結束していく“チームもの”になってて楽しさ倍増です♪海が苦手だから前回はお留守番だったブタのプアも今回は勇気を振り絞って初参加。何をしでかすかわからないニワトリのヘイヘイは今回も同行。期待通り、うっかりトラブルを舞い込むけど、ここぞという場面ではナイスアシストをするので憎めません。もちろんマウイも一緒ですよ!

 目の前に立ちふさがる困難にも果敢に向かうモアナですが、今回は仲間が一緒。自分が巻き込んだだけに「彼らを守らねば!」という責任感が生じて、さらなる成長が彼女に求められます。でもそんな時だからこそチームプレイが生かされたり、経験を通して新しい気付きを得たりと着実にモアナは一歩大人になります。物語の中でモアナが導き出す答えは我らの人生においても通じるヒント!そういうメッセージにもグっときちゃうんですよね。

 また神の呪いによって分断された世界を再び1つにする、というこの物語の大枠、大人目線だと今の時代の写し鏡に思えます。自分たちの文化や風習、ルーツを大切にしながら、他者のそれらを尊重し、繋がっていくことは同じ土俵にあってなんの問題もありません。世の大人もあの国のリーダーもモアナの世界観を見習ってもらいたいものです。

 前作以上にアドベンチャー感も増して、さながらモアナ・ザ・ライドな気分も味わえます。海や波の表現の素晴らしさは1作目から圧巻でしたが、本作においては息も止まる海上戦もあるのでぜひ映画館で体験してほしいんです。

 アクションあり、笑いあり、感動ありで年末年始に観るにふさわしいディズニーアニメーション、“モアナと伝説の海”の世界観一色になっているイクスピアリでぜひお楽しみください。あっ、シネマイクスピアリで観るなら“モアナ”シアターがイチオシですYO!
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By.M