中学生の頃、週間ベースボールを毎週読んでいた、女住人Mです。
今回は、野球が好きな人はもちろん、あまり興味のない人にもオススメの『マネーボール』をご紹介します。
『マネーボール』は現オークランド・アスレチックスのゼネラルマネージャー(GM)ビリー・ビーンが主人公。
貧乏球団ゆえに年棒が高いスター選手を雇えない、だから勝てないと言う境遇から「いやいや待てよ。勝つとはつまり、点数が入ること。そうだ、出塁していって塵が積もれば点となるんだ!とにかくどんな方法でも出塁率が高いお手頃価格の選手をゲットや!コストパフォーマンス重視や!」と言う考えのもと、野球界の常識を覆し、貧乏球団で弱かったアスレチックスを貧乏だけど強いチームに変えていった男・ビリーの物語、その主人公をブラピが演じました。
ビリーは気性が激しく、すぐ人や物にあたったりする、ちょっと面倒な人でした。試合も見ると負けちゃう気がするし、分析鈍るしと一切観戦しません。野球一筋なので嫁さんにも逃げられています。なんかちょっとヘンテコな人ではありますが、自身が選手だったこともあり、選手のことを一番に考え、かつ愛娘にはとにかく甘々な父親であると言う一面があったりして人間臭い人なんですね。分析、データ、数字、と言ってる割に誰よりも野球を愛し、パッションで生きている感じが何か良いんです。
すご〜く派手さがある映画ではないかもしれませんが、胸にジ〜ンと残る映画です。
何より、この「マネーボール理論」、既存概念は捨てろ!どんな人にも役割があり、それが最大限活かされる場所がある!と仄かな明るい光を見せてくれます。
これは野球界だけでなく、他の社会でも通じること。こんな私も頑張れる場所があるのかな〜とか思えるのです。
劇中、ブラピの娘っ子が歌う「Show」も胸に響く、『マネーボール』は11/11(金)から公開です★
By.M
Copyright 2011 Sony Pictures Entertainment(Japan)Inc. All Rights Reserved.