皆さん、こんにちは。何だか冬なのに花粉症が流行っているみたいですが皆さんは大丈夫ですか?女住人Mです。
今回オススメする映画は私の大好きな監督、ターセム・シンの新作『インモータルズ-神々の戦い-』です。
ターセムは馬を輪切りにする映像でお馴染み「ザ・セル」や世界中の世界遺産をセットにして美しい映像と物語を紡いだ「落下の王国」を監督しました。「落下の王国」はターセムの作り上げる映像美に惚れこんだ富豪が「これで君の好きな映画を撮りなさい、それが見たいよ」と巨額の製作費を渡して作られた、と聞いています。(都市伝説か!?)
そんな逸話を持つターセムの新作です、期待せずにはいられません。
今回の物語はギリシャ神話がモチーフです。
人間が神々に見守られていた時代。世界征服を狙う人間の王ハイペリオンはギリシャを征服するためにその昔、光の神に封印された闇の神・タイタン族を復活させようとします。キーになるのはエピロスの弓。これがあれば神だって滅ぼすことが出来ます。彼の蛮行を阻止するべく、光の神・オリンポスの頂点に立つ王ゼウスは真の勇者の素質を持つ人間テセウスに全てを託します。しかし、エピロスの弓は激戦の末、ハイペリオンの手に渡り、タイタン族は復活。
かくして光の神VS闇の神の想像を絶する戦いが始まり、始まり〜!!
(いろんな意味で惚れ惚れするわ〜)
ターセムと言えば、とにかくそのゴージャスな映像美が魅力。
映画ののっけから素晴らしいのなんのって。金ピカの正方形の箱の中に深紅のヘルメットを被り整然と配列されているタイタン族の美しいコントラスト!!!
ターセム、キターーーーー!!!と先ずは絶叫です。
その後も、ターセムの世界観には欠かせない、石岡瑛子さんデザインの甲冑を着る美しくマッチョな男たちが続々登場。テセウスを助ける巫女パイドラの衣装なんかもエキセントリックで素敵です。
そして、ひときわ心奪われるのはミッキー・ローク扮する悪の王ハイペリオンが被るヘルメット。後ろから見ると蟹の爪みたいな、うさぎちゃんみたいなVサインのデザインで、顔周りはハエトリグサみたいなんです。
誰でも一度は「被ってみたい!」と思わせる魅力的なフォルムです。
そして、終盤に繰り広げられる神々の戦いでテンションはMAXです。
クィック&スローでもって表現される戦いは残忍ではありますが、それはもう全能の神ゼウスが怒っちゃったんで、しょうがないです。
私は思わず「ぎょぇ〜」と声を上げながら観賞してしまいました!
いや〜とにかくターセムWorld炸裂の『インモータルズ-神々の戦い-』は11/11(金)からシネマイクスピアリにて公開中です。
暴れる神々を是非スクリーンでお楽しみ下さい。
(テセウス演じたヘンリー・カヴィルっす。次回作は大抜擢の新スーパーマンっす)
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