『マリリン 7日間の恋』

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みなさん、こんにちは。香水大好き女住人Mです。
今回は「あなたは寝る時に何をまとうのですか?」、「シャネルの5番よ」でお馴染みハリウッドスター、マリリン・モンロー(当時30歳)と23歳の青年との儚い恋を描く『マリリン 7日間の恋』をご紹介します。

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本作はマリリンも出演した「王子と踊り子」と言う作品の第三助監督を務めていたコリン・クラーク君が「撮影時に実はこんなことがあったんだ!」と暴露した告白本「My Week With Marilyn(マリリン・モンロー 7日間の恋)」を元に描かれた作品です。

当時既にスターだったマリリンはただのSEXシンボルとしてのイメージを払拭するべく演技の本場イギリスに渡り、ローレンス・オリヴィエ監督、主演(ケネス・ブラナー)で撮影される「王子と踊り子」と言う作品に挑みます。しかし、過剰なまでに「あたし頑張る!」と本作に賭けていたマリリンの気持ちは空回り。撮影前の本読みの段階から既にガチガチ。撮影が始まってさらにナーバスになってNGの連発。おまけに監督の演技指導そっちのけで自身が雇った演技コーチの意見ばかり聞いて、現場は微妙な空気になります。どんどん自分を追いこんでしまい精神不安定になったマリリンに同行していた夫(当時新婚ホヤホヤ)も愛想を尽かし先に帰国してしまう始末。どんどん悪循環の中にハマってしまうマリリンに「お前がちょっと面倒みとけ」とあてがわれたのが第三助監督と言う名のペーペーでパシリのコリン君(エディ・レドメイン)だったのです。コリン君はマリリンを前にドキドキしながらもマリリンの話をちゃ〜んと聞いてあげるんです。で、マリリンもそんな誠実な彼に心を開いていくんです。そして・・・・
Marilyn_b_1.jpg(続きは映画館で・・・)

そんなマリリンとコリン君のひと時のムフフを描いた本作ですが、何と言ってもマリリンを演じるミシェル・ウィリアムズの演技、風貌そして雰囲気がもう本当可愛いのです。
マリリン自身はきちんと演技が出来る女優として認められたくて、マジメにいろいろ取り組んではいるのですが、何とも不器用で繊細過ぎるが故にカラカラカラカラ空回り。そして一人緊張に震え、泣いて、落ち込みます。場数も踏んでるハリウッドスターですよ、30歳ですよ、でもピュア過ぎるほどピュアなんです。でもそんなマリリンも天性の素質でドキっとするような演技や表情を見せるんです。この危うさと完璧さをミシェル・ウィリアムズが本当愛らしく演じるんです。本作を見ながら、マリリン自身の魅力にどんどん引きこまれると同時にそれを演じるミシェルの魅力にズボズボとハマっていく自分がいたのです。やっぱ人間可愛げって大事っすね〜、とマリリン&ミシェル的要素が皆無な私はいろいろなことを反省したのでした。
RIMG0297.JPGのサムネール画像
(来日時のミシェル。君、きゃわいい〜ね〜)

本作でミシェル・ウィリアムズはゴールデングローブ賞主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)受賞、アカデミー賞主演女優賞ノミネート、ローレンス監督を演じたケネス・ブラナーがアカデミー賞助演男優賞ノミネートほか数々の賞レースも賑わせました。作品的にも愛らしい『マリリン 7日間の恋』は3/24(土)からの公開です。
By.M
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