映画の中で人が突然歌い出したり、踊り出したりするシチュエーションが大好きな女住人Mです。
今回ご紹介する映画はミュージカル映画『ザ・マペッツ』です。
“マペット”はマリオネット(操り人形)とパペット(指人形)の合成語で、操り人形師のジム・ヘンソンたちによって作られました。日本では「セサミストリートの生みの親がジム・ヘンソンなんだよ」と言うとわかりやすいでしょう。だとすると子供向け?と思われそうですが、大人向けのTV番組として登場したのがカエルのカーミットが主役を務めた「マペットショー」で、そのキャタクターたちが集結するのが本作です。
(“ザ・マペッツ”集結〜。他にも“ザ・マペッツ”好きのハリウッド・スターがいっぱいカメオ出演もしちゃうよ〜。)
物語はマペットと人間が共存する世界の物語で、マペットのウォルターは人間のゲイリーと仲の良い兄弟として共に成長します。
付き合って10周年記念旅行にゲイリーと恋人のメアリーがLAへ旅立つところから物語は始まります。メアリーは「もうそろそろプロポーズとかされちゃったりして〜」と浮かれているのですが、その旅行にはウォルターも同伴。ウォルターは「マペットショー」の大大大ファンなのでゲイリーはLAにある“マペット・スタジオ”にウォルターを連れて行ってあげるんですね。でも“マペット・スタジオ”は「マペットショー」の人気の衰退と共に廃墟となっていて、ウォルターはショ〜ック!!
今やバラバラなったマペッツを集め、何とか“ザ・マペッツ”を再結成させようとウォルターたちが奮闘します。その話を軸に“ザ・マペッツ”の復活を邪魔しようとする悪者・テックス・リッチマンとの攻防も描かれます。
(いざ、LAにやって来たよ! )
この映画はミュージカル映画として出来が本当に素晴らしく、映画「魔法にかけられて」でお馴染み、エイミー・アダムスがゲイリーの恋人メアリーを演じ、 “ザ・マペッツ”の復活を邪魔するテックス・リッチマンをクリス・クーパーが演じるのですが、いっぱしの大人がコメディタッチの物語を真剣にやり通す所が本当天晴れですし、特にクリス・クーパーは、こんな才能まであったのか!と言うぐらいの活躍ぶりで私、惚れなおしました。
物語もウォルターとゲイリーのブロマンス(Brother+Romance)映画としても楽しめますし、音楽使いも良いし、ダンスもキュートだし、この映画最高です!
特に映画のラストでは、「“ザ・マペッツ”ってこんなに愛されてきたんだ!」と実感させられるHappy極まりないエンディングを迎え、その頃には私も「“ザ・マペッツ”大好き〜!!」と大ファンに!
(“ザ・マペッツ”のチーム感がたまんない。和気あいあい!)
「マペットショー」を見た事がない、“ザ・マペッツ”初体験の方でも(私のように)充分楽しめて、いやむしろこれを機に虜になっちゃう♪『ザ・マペッツ』は5/19(土)からシネマイクスピアリにて公開です。
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