アンニョンハセヨ、女住人Mです。
映画の中にはちょっとしたホツレ感はあるけれども、見るものを虜にしてしまうタイプのものがあり、それを私は【愛され系映画】とよんでいますが、まさに今、口コミでその評判が広まっている【愛され系映画】があります。
今回は韓国映画『サニー永遠の仲間たち』をご紹介致します。
主人公で専業主婦のナミは家族3人で何不自由のない生活をしています。そんなある日、母親の見舞いに訪れた病院で25年ぶりに高校時代の友人チュナと再会しますが、彼女は病に冒されていました。チュナは「もう一度、“サニー”の皆に会いたい」とナミにお願いをします。“サニー”は高校時代の仲良し7人グループの名前でした。チュナとの再会を機にナミは残りのメンバーを探すことになりますが、それは彼女にとっても失くしたものをもう一度取り戻す旅となるのです。
あらすじを聞くだけだと、「あ〜なんかありがちな展開」と思われるかもしれませんが、それでこの映画を“見ないBOX”に入れるのは勿体ない!本作には語るべきたくさんの魅力が詰まっています。
この物語はナミや“サニー”の仲間たちの現在と高校生当時、25年前の時間を移動しながら語られるのですが、その場面転換の見せ方が印象的でその美しさに先ず感動!見ているこっちも自然とタイムスリップしちゃう上手さがあります。
しかも高校時代の“サニー”の皆はベタでちょっとデフォルメされたキャラクター設定で、25年前だし、今見るとダサさと恥ずかしさの塊なのですが、そもそも若い頃って、ダサいし、小っ恥ずかしいものじゃないですか。彼女たちは遊ぶのも喧嘩するのも一生懸命で、そんな元気でひたむきな彼女たちを見ていると自分の中の想い出がジュワ〜っと引き出されて、まるで自分が“サニー”の皆と同じ時を生きている錯覚まで起きるんです。
(なにをやっても楽しいお年頃♪ )
そしてそんなにキラキラしていた彼女たちも、大人になってそれぞれの人生を生きている中で、いろいろな現実とぶつかっていきます。家族にはただ母親としか思われていない、なんか旦那が浮気してるっぽい?あ〜仕事上手くいかない、姑にいびられる〜などなど。若さと青春を謳歌しまくっていた彼女たちを知っているだけに、この現実がまた切ない!でも、大人になると誰しもそういう経験するじゃないですか。大人になるって、一生懸命さ、ひたむきさ、純粋さといった若さの証みたいなものが一番最初に犠牲になりやすいと言うか・・・でもナミは“サニー”の仲間たちを探すことで、また“サニー”の皆はチュナの元に集まろうとすることで失くしたものを取り戻そうとするんですね。
映画を見終わった時に私たちはノスタルジックな過去を辿りながらも、今を見つめ、大人になった今でも精一杯、純粋に生きることは出来る!いや無理でもそうやって生きたい!と25年前のそして現在の“サニー”の仲間たちに勇気を貰うのです。
(映画を見終わった後は、皆さんもこんな笑顔になるハズ♪ )
劇中使われる25年前の洋楽ヒット曲も映画の彩りとなり、もうこの映画一度見たら好きにならずにいられない!
そんな【愛され系映画】の決定版です。
是非、お友達を誘って見に来て下さい!『サニー永遠の仲間たち』は6/9(土)からの公開です。“サニー”の皆に会いに来て〜♪
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