『鍵泥棒のメソッド』

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 一刻も早く季節は秋になりませんかね・・・皆さん、こんにちは。女住人Mです。
今回ご紹介する映画はクスっと笑えて、でもちょっとハラハラドキドキ9/15(土)公開の『鍵泥棒のメソッド』です。
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 主人公の桜井は何をやってもダメダメな貧乏役者。
ある日、銭湯で見るからに羽振りの良さそうな男が石鹸に滑って転倒し、意識を失っている現場に出くわします。
桜井の目の前に飛び込んできたのは、その男が使っていたロッカーの鍵。出来心で自分の鍵と交換した桜井ですが、実はその男、裏の仕事を請け負うことで大金を手にしている伝説の男・コンドウだったのです。コンドウの身分を借りた桜井はなぜか危ない仕事を引き受けることとなり大ピンチ!
一方、本物のコンドウは記憶喪失になってしまい、銭湯に残っていた荷物から自分を桜井だと思い込み、まじめに役者修業を始めてしまいます。そんな折、婚活中の女性・水嶋香苗と出会い、何だか良い感じ・・・
人生が入れ換わってしまった二人とそれになぜか関わってしまった婚活女子。出会うハズのなかった3人が出会ったことで、物語はあらぬ方向に進みます。
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(次第と3人に関係性に化学反応が・・・)

 ダメダメな桜井を堺雅人さんが演じ、何だか怪しい男コンドウを香川照之さん、婚活女子を広末涼子さんが演じますが、堺さんと香川さんは人生が入れ換わった男をそれぞれ演じるので1つの映画で2粒美味しい、ファンにはたまらない役どころ。特に香川さんは最初は極悪オーラ出まくりのコンドウを演じているのに、役者の桜井だと思い込むあたりからは、自分の素性がわからないこともあって、オドオドしまくり。そのキャラクターのギャップは物語の可笑しみそのものです。
kagawasub.jpgのサムネール画像
(「オレは本当はコワイ人なんだぞ〜」)

キャスティングからして安心印なのですが、今回さらにプッシュすべきは監督、脚本の内田けんじさん。「運命じゃない人」でそのストーリーテリングのうまさで注目を浴び、「アフター・スクール」で大泉洋、佐々木蔵之介&常盤貴子と言うメジャーキャストを揃えて再び軽妙で軽快な作品を作り、大ヒット。
内田作品と言えば、何よりものその練られた脚本が見所!先の読めないまさかの展開、観客の想像をちょこっとミスリードさせる伏線、裏をかきながらも、でも最終的には間違いなくHappyにさせると言う、“とにかく見ている人を心から楽しませる”ことに徹底した映画作り!!しかもこれまではエンディングで思わずニヤリでしたが、今回はキュンキュンがキーワード♪ 見終わった後の皆さんの微笑む顔が想像出来て、早く多くの方に見て貰いたい、そんな1本です。

騙すことで物語が始まると言う点では前回紹介した「夢売るふたり」と共通項ですが、真逆のエンタメ映画に仕上がっているこの2本。比べて見るのも面白いかもですよ〜。いやいや、日本映画は本当元気ですよ。

By.M
(C)2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会

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