皆さん、こんにちは、女住人Mです。
今回は芸術の秋にぴったりの1本、11/9(金)公開『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』をご紹介いたします。
“シルク・ドゥ・ソレイユ”とはフランス語で“太陽のサーカス”を意味し、ラスベガスを中心に世界300都市で毎日ショーが行われているエンターテインメントショーです。“シルク・ドゥ・ソレイユ”の体験者は世界で1億人以上、日本だけでも1200万人以上!去年12月31日まで上演していた「ZED」もこの“シルク・ドゥ・ソレイユ”の演目の1つで世界でも舞浜だけで見られるショーでした。
本作はラスベガスの7つのショーを背景に、映画オリジナルで組みたてられた物語で「シルク・ドゥ・ソレイユ」の舞台裏を描いたドキュメンタリー映画ではありません。
町の小さなサーカス団の公演に訪れた主人公のミアが空中ブランコの青年と出会い、一目ぼれをすることから物語は始まります。しかし青年は公演中に姿を消し、彼を追っていくうちにミアは異世界に・・・。消えた青年を求め、見たことのない様々な不思議な世界を観客はミアと共にさ迷うことになるのです。
(うっとりする魅惑的なシーンも満載)
本作の見所は何と言っても物語のベースとなる、ラスベガスの7つのショー。シルク・ドゥ・ソレイユ(以下、シルク〜)の最高レベルのショーと称賛されるレジデント(常設)ショー、 “O(オー)”、“KA(カー)”、“LOVE”のパフォーマンスを中心に物語は進行します。ラスベガスに行かないと見られない演目がスクリーンで堪能出来るんです。それも7つの演目がこの映画1回で!(このショーを現地で見ようとすると飛行機代+ホテル代+チケット代+αと何十万コースですよ!)
しかもシルク〜は天井から舞台の端から端、手前から奥までと至る所でパフォーマーが演技をしています。生の舞台を一度見ただけでは「いろんな所で凄い演技してる〜。一度じゃわからない!もう1回!」となり、それが生の魅力ではあるのですが、本作では18台の3Dカメラがパフォーマーを追い、時にはクローズアップで、時にはスローモーションで撮影をすることで彼らの人間離れした技をじっくり堪能出来るのです。生の舞台ではなかなか知る事が出来ないパフォーマーの表情や人間離れした演技の数々も3Dカメラを通すと一層その凄さが際立ちます。それは決して生の舞台で一番良い席に座ったとしても味わえない臨場感です。パフォーマーの息づかいまで聞こえるその迫力にシルク〜が如何に究極の集団かを再認識することでしょう。それらを捉える3Dカメラの技術はジェームズ・キャメロンa.k.a. God of 3Dのプロデュース、そして監督・脚本は「ナルニア国物語」のアンドリュー・アダムソンなので映画化のメンツとしても最高のタッグです。
(「俺たちが観客の皆を未体験のワンダーランドに誘うぜ!」
左:アンドリュー・アダムソン監督、右:製作総指揮のジェームズ・キャメロン)
これまで“シルク・ドゥ・ソレイユ”を何度も経験したことのある方は、未体験のシルク〜を堪能出来、初めての人なら世界最高峰のパフォーマンスをお手頃な映画料金で、しかも生の舞台では味わえないアングルでもって楽しめるんです。お得過ぎる!!
本編の台詞も冒頭のほんの一部分しかありません。物語は音楽とパフォーマンスで奏でられますので、小さなお子さんでも楽しめる作品です。“シルク・ドゥ・ソレイユ”の次の新しい公演場所はシネマイクスピアリです。是非、ご家族皆さんでお楽しみ下さい!
by.M
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