みなさん、こんにちは女住人Mです。来週はクリスマス、そしてもうすぐ2012年も終わって、新しい年がやってきますね。そんな時期にぴったりな映画が公開されます。今回ご紹介するのは12/21(木)から公開の『レ・ミゼラブル』です。
『レ・ミゼラブル』と言えば、言わずもがなヴィクトル・ユーゴー原作の「ああ、無情」をミュージカル化した作品で、世界中でロングラン上映されている演目。そんな不朽の名作の映画化が本作です!
たった1度の過ちで19年間投獄され、仮釈放された時に再び罪を犯すも、ある司教との出会いで改心。自分を偽る生き方を強いられながらも、人としての正しい道を模索し、波乱万丈の一生を歩むジャン・バルジャンの物語を主軸に様々な登場人物の交錯する運命を描く本作。予告編を最初に見た時からもう私はたまげました!本編を見る前から傑作の香りがプンプンしていました、この『レ・ミゼラブル』!!集結したメンツの素晴らしさって、もうあなた!!
主演のジャン・バルジャンを演じるヒュー・ジャックマンa.k.aおヒューは個人的にも大好きなハリウッドスター。最近も本作のために2度も来日していますが、おヒューはユーモアもある上に紳士で真摯だし、TV画面から「え〜人やな〜」感が滲み出ていて、その姿を見る度に好感度Up!Up!ただでさえ好きにならずにいられないこの存在。もともと舞台俳優として評価が高く、舞台版アカデミー賞のトニー賞主演男優賞も受賞しています。これまでは溢れる才能があるのにX-メンのもじゃもじゃの人的認知に留まっていたおヒューですが、本作は間違いなく彼の代表作になるでしょう。歌良し、演技良し、人間的にも良しでおヒューったら、もう完璧です!
そしてアカデミー賞のステージ上でおヒューと素敵なダンスと歌声を披露した経験もあるアン・ハサウェイが薄幸のヒロイン・フォンテーヌを演じていますが、そのアンもおヒューと同じく歌唱力と表現力が本当に素晴らしい!ってもんじゃないです。予告でも使われている、彼女が歌う“夢やぶれて(I Dream a Dream)”は、もうそれを聴くだけで胸打たれます。
彼女の娘コゼットを演じるアマンダ・セイフライドも「マンマ・ミーア!」の時からその歌唱力はお墨付きでしたが、純粋無垢なコゼットを好演し、可愛いし、透明感あるし、歌はうまいし、どないやねん!だし、コゼットを好きになる青年マリウス役のエディ・レッドメインもこれまでよく見かけていた俳優さんだったのですが、まさかこんなに歌える人だったなんて初めて知りましたよ。海外のスターって、歌って踊れるの当たり前なのか?これデフォルト?!かなりのハイレベルな演技力と歌唱力を持っていて、普段はシレ〜っとしていてもう憎たらしいぐらいです(笑)
(コゼットとマリウスのラブ・ストーリーもキュンとくるよ〜)
このキャスト陣の才能を如何なく発揮すべく、本作は舞台のように全編演技をしながら生歌を歌って撮影されているので、映像化とは言え、あたかも舞台を見ているようなライブ感があるのです。これは監督のトム・フーパー氏(「英国王のスピーチ」)のアイディアだそうで、その時点で本作への熱意と愛情も伝わりますよね。しかも本作のプロデューサーは舞台版「レ・ミゼラブル」の他「オペラ座の怪人」「キャッツ」をプロデュースしているキャメロン・マッキントッシュなので、もう舞台版が好きな人も満足しない訳がない、ってことが保証されているようなもんです。もう最高のキャストとスタッフが集結ですよ。これを見なくて、年末年始、何を見るって言うんですかぁぁぁぁ〜!!
革命と言う時代の波に翻弄される人々を描く後半はまさに、どん詰まりの時代を生きている現代の人々が感じる希望への渇望と同じで、1862年に発表された原作のメッセージはそのまま現代へと繋がっているのです。それを描くラストの多幸感といったら、もうあなた!!!!是非スクリーンでご堪能下さい!!!!
By.M
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