皆さんこんにちは。梅雨があまり好きじゃない女住人Mです。が、この映画の中の雨の風景は素敵ですよん。
今回のご紹介する作品はシネマイクスピアリで6/8(土)から公開している『箱入り息子の恋』です。
主役は市役所で働く天雫(あまのしずく)健太郎、彼女いない歴=年齢35歳の独身男。 健太郎はまさに今流行りの?!“こじらせ”Boyで、話し相手はペットの蛙(まさに健太郎のメタファー)、ランチもわざわざ家に戻って食べ、終業時刻と共にまた帰宅し、部屋でゲームに勤しむ、心を閉ざしまくりな青年ですが、人との繋がりを取り辛くなった昨今だと皆さんの周りにもリアルにいそうな草食系“こじらせ”青年です。それをシンガーソングライターであり、役者でもある星野源さんが演じ「いる、いる、こんな男性、いるいる」感がさらに倍増です。そんな健太郎の両親(平泉成、森山良子)が子どもの代わりにお見合いをする“代理見合い”に参加したことで、裕福な今井夫妻(大杉漣、黒木瞳)のひとり娘・奈穂子(夏帆)とお見合いをすることになります。
彼女は目が見えなくて、両親からとっても大切にされているのですが、この盲目の乙女・奈穂子を透明感抜群な夏帆ちゃんが演じてて、もう可愛い、可愛過ぎる!!!健太郎がお見合いの席でドキドキしちゃうのも当たり前ですよ。
そして、人との関係性を持つことが得意でないこの二人が出会い、心惹かれあう過程は本当もう、フレッシュ!ぎこちなかったかと思えば、大胆行動に出たり、まさに(特に健太郎の)恋は加速度を付けて走り出します。
(夏帆ちゃん、可愛か〜。むっちゃ可愛か。)
が、奈穂子の父親は猛反対。ある事件をきっかけに二人の恋が暗礁に乗り始めます。嫌いな訳じゃないのに、離れなければならない、忘れたい訳じゃないけど、忘れなきゃいけない、こう言う恋が切なくない訳がない!
そして、誰しもこの映画を見た時に胸にグサっ!と刺さりまくるあるシーンを見た時に涙は決壊な訳です。
恋をするとそれがうまく行こうが行かまいが、傷つくことがあったり、傷つくのは怖いな、って思ったりするじゃないですか。でも健太郎は奈穂子との出会いで初めてその“傷つくことが怖い”と言う殻を破っていくんです。もう、映画を見ながら健太郎にエールを送りまくりです。「傷つくことは恥ずかしいことじゃない、傷つくことを恐れて何もしないことが恥ずかしいんだ!」って、健太郎が自分で自分に言っているセリフが私には聞えました!
(ガンバレ!ガンバレ!健太郎!)
そして6/15(土)シネマイクスピアリに市井昌秀監督、星野源さん、夏帆さんが舞台挨拶でご来館されました!お客様とのQ&Aコーナーもあり、「撮影で一番印象に残っているシーンは?」の質問に、星野さんは凄く緊張したお見合いシーン、夏帆さんは全くピアノが弾けなかったのでこの映画のために1カ月かけて猛練習をしたピアノシーンを挙げられていました。お二人のお気に入りのシーンをスクリーンで是非ご覧下さい。
恋をしている人もそうでない人にも是非見て頂きたい1本ですよ〜。
By.M
(C)2013 「箱入り息子の恋」製作委員