皆さんこんにちは、女住人Mです。大ヒット公開中の「アナと雪の女王」は先週末で公開16週目に突入しましたが未だもって週末興行成績ランキング(6/29付け)で1位を爆走中、全国興収は242億円を突破しました。そして次にディズニーが贈りだす作品はこちら・・・ 7/5(土)公開『マレフィセント』です。本作はディズニー・クラシック・アニメーションの傑作「眠れる森の美女」をマレフィセント目線で描く究極の愛の物語。マレフィセントの悲しい過去と真実の姿が明かになります。
「アナ雪」の空前の大ヒットを受け、「次のディズニーは何を見せてくれるんだ?」と皆さんの期待度もMAXに上がっていることと思われますが、先ずはアニメの世界からそのまま抜けだしたようなアンジェリーナ・ジョリー版マレフィセントのビュジュアル!もうここは文句のつけようがないですね。「well,well,well(おや、おや、おや)」とアンジェリーナ・ジョリー(以下、アンジー)が言うだけでもうすぐさま魔法にかけられちゃいそうですもんね。もともとアンジーは頬骨が高いので頬の影にシャドーが入るだけで完璧!
そして“真実の愛が隠されていた”という本作のうたい文句や、きっとオリジナル版「眠れる森の美女」とは違った結末になるだろな〜、と皆さんも薄々感じていらっしゃるかと思いますが、本当に誰もが予期し得ない顛末となっています。もうこれはびっくりです。私もある程度の推測エンディングをもって本作に挑みましたが、その結末は斜め上をいっておりました。「アナ雪」をご覧になった方であれば(って、皆さんはもうご覧ですよね!!!)そのエンディングでもわかる通り、昨今のディズニーヒロインは自分が幸せになるために必ずしも王子様(=男性)の助けを待つのでなく、真実の愛はそれ以外の所からもたらされる、つまり男女間での愛(だけ)ではなく、もっと広い意味での愛が幸せをもたらす風潮にあり、本作でもそれは如実に表れています。でも本作におけるそのエンディングは今のディズニーの方向性というよりも、アンジェリーナ・ジョリーのこれまでの人生の物語にリンクしていると言う方が正しいかもしれません。
ご存知の通り、彼女はブラッド・ピットというハリウッドでも1,2位を争うイケメン&出来る男をパートナーに持ち、オスカー女優でありながら養子・実子を含め6人の子供を育て、慈善活動にも積極的という世界中が認めるスーパーママさんです。でも、ブラッド・ピットと出会うまでは父ジョン・ヴォイトとの不仲、2度の離婚とかなり退廃的な私生活を過ごしていました。そんな彼女が2002年カンボジアから養子を迎えたことを機にグッと変化していきます。シングルマザーとして息子マドックス君を育てその後、最愛のパートナーとなるブラッド・ピットと出会い彼女は家族だけでなく、広くその愛情を世界へと向けるようになるのです。
(本作で幼い頃のオーロラ姫を演じるのは実子ヴィヴィアンちゃん。ブラピそっくり!)
アンジーが演じたマレフィセントはある出来事から心にも体にも深い傷を負い、その復讐としてオーロラ姫に邪悪な魔法をかけます。その後、人里離れた森で妖精たちによって大事に育てられるオーロラ姫を監視し続けるのですが次第と彼女に愛情を注ぐようになり、いつしかオーロラ姫に“フェアリー・ゴッド・マザー”と呼ばれる程になります。それはオーロラ姫にとってマレフィセントはお母さんと同じ存在、という意味。そう、このくだりはまさに3人の養子を自分の子供として惜しみなく愛を与えるアンジーに重なります。この映画を観るとなぜ今、アンジーがディズニー映画の主役を、しかも“マレフィセント”と言う役を演じ、製作総指揮にまで名を連ねているかに気付かされるのです。ディズニーという冠をもって、自分の人生を、子供への想いを映画化してしまうアンジー、さすがスーパーママさんです。
さて、アンジーにばかり脚光があたりがちですが、オーロラ姫を演じるエル・ファニングは「アイ・アム・サム」などのダコタ・ファニングの妹。ファッションセンスも抜群で長身、色白、さらさらのブロンドヘアのエルが笑顔で微笑む佇まいはまさに“リアル・プリンセス”。本作ではアンジーが綺麗に映ることが最優先視されている気もしてエルの輝きが100%活かされていないことが個人的には不服ですが(笑)今後のエルの活躍もお楽しみに!!
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