『るろうに剣心 京都大火編』

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 今回ご紹介する作品は2012年に公開され興収30億円を越える大ヒットを記録した大人気コミック原作の「るろうに剣心」の続編。
原作でも人気のエピソード「京都編」を2部作で公開します。先ずは8/1(金)公開『るろうに剣心 京都大火編』です。
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 私は「るろうに剣心」の漫画を読んだことがない、‘るろ剣・素人’なのですが、この映画の完成は本当に楽しみにしていました。それは単純に前作が面白かったのとこの作品からは「映画でやってやる!」という気合いがバリバリ感じられるからでした。監督は前作に続いて大友啓史さん。もともとNHK職員でありながら、映画を学ぶためにアメリカ留学をした経験を活かし、斬新な演出をドラマで取り入れ「ハゲタカ」や「龍馬伝」で名をはせたことでも有名です。そんな大友監督なので前作の時から映画館で観られることを念頭に置いた絵作り、演出をされてきた訳ですが、その前作が30億円と大ヒットして既に結果が出ての続編なので、それはもう気合いが入りまくりな訳で、しかも今回はなんと製作費だけでも30億円かかっていると言う・・・
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その結果、そんな製作費を見事に活かした映画になっていたので、もう「凄い!」と言うしかありません。少ない予算で豊かな映画を作ることも大変ですが、大きな予算でそれに見合った映画を作るのも同じように難しいと思うんですよね。今の日本でこれほどの製作費を任され、それを実際に具現化出来る、映画監督はそういないと思います。まぁとにかく天晴れな出来です。(上から目線ですみません・・・笑)

そして現場を統率する大友監督一人だけが凄くてもしょうがない訳で、この映画が凄い出来になっているのは役者陣の本気もあるからです。前作に続き剣心を演じるのは佐藤健さん。スレンダーな肉体からは想像出来ない、パワーを持っている若手俳優。前作で剣心を演じていた時から既にその類まれな身体能力の高さで、大友監督の演出に応えまくっていたのですが、さらにパワーアップ!アクションもさることながら殺陣が加わるともっと高いレベルが要求されると思いますが、前作以上のスピードも加わり、本当に圧巻です。そして今回から登場する志々雄一派の筆頭・瀬田宗次郎を演じる神木隆之介くんもおぼこい顔してまた佐藤健くんに負けないキレの良さ。二人の対決シーンも見所です。
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と、男性陣だけの活躍かと思いきや、京都に単身乗り込む剣心を助けることとなる操役の土屋太鳳(つちやたお)ちゃんがこれまた凄い。彼女はドラマ「鈴木先生」で脚光を浴び、今期の朝ドラ「花子とアン」のもも役を演じているこれからの女優さんなのですが、あのももちゃんと同一人物とは全く思えない、19歳にしてこのポテンシャルは本当に凄い!アクションシーンはほぼスタントなしでやっているそうですが、彼女の運動センスも驚異的。彼女にこんな隠された才能があったとは・・・・
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(祝・2015年上期のNHK朝の連続テレビ小説のヒロイン決定!)

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(凄いのは若いキャストだけじゃない!翁を演じる田中泯さん。
69歳とは到底思えない身のこなし!若い者に全然負けてない、いやむしろ勝ってる、勝ってる!さすが舞踊家!)

他のキャスト陣を含め大友監督の本気に応えるべく、本気な撮影に挑み、その気合いが見事に結果となって表れている本作はスクリーンで観る価値のある1本なのです。『るろうに剣心 京都大火編』は8/1(金)映画の日からのスタート、後編の『るろうに剣心 伝説の最期編』は9/13(土)からの二部作連続公開です。劇場でお待ちしてます〜★

By.M
©和月伸宏/集英社 ©2014「るろうに剣心 京都大火/伝説の最期」製作委員会
配給:ワーナー・ブラザース映画

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