『ベイマックス』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。今年は「アナ雪」旋風で盛り上がった1年でしたが、そのディズニーがまたやってくれました!
今回ご紹介する作品は皆さん、きっとお待ちかね12/20(土)公開の『ベイマックス』です。
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 主人公の少年ヒロは発明が大好きな天才少年。幼い頃に両親を亡くし、兄タダシとキャス叔母さんと暮らしていたのですが突然の謎の事故で最愛の兄タダシを失います。悲しみにくれるヒロの前に現れたのはタダシが開発したケア・ロボット<ベイマックス>。心に深い傷を負ったヒロに優しく寄りそってくれるベイマックス。ヒロは次第と心を開いていくのですが、タダシの死の謎に不審を抱いたことから兄の仲間たちの協力を得てタダシの死の真相に迫っていきます。
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 本作の製作総指揮はお馴染ジョン・ラセターさん。奥さんとの結婚を決めたのも自分が大好きな「ルパン三世 カリオストロの城」を奥さんも気に入ってくれたから、というエピソードを持つほど日本文化や日本アニメが大好き。そんなラセターさんが陣頭指揮をとって作られた『ベイマックス』なのでもうそこには日本への愛がたくさん詰まっているので日本人は観なきゃダメな映画です(笑)。

映画の舞台はサンフランシスコと東京をミックスした架空の街サンフランソウキョウだし、街並みも日本テイスト満載。ヒロの着るTシャツの柄や部屋に貼ってあるポスターはマジンガーZ、何より“ベイマックス”の顔は鈴からデザインされているので、日本人にとっては何だか潜在能力的にしっくりきます。“ベイマックス”のプニプニしたあのフォルムもラセターさんが大好きなジブリアニメ、「となりのトトロ」のオマージュのハズ。
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 ラセターさんが日本贔屓だからというのは置いておいて、既に公開されている全米でも大大ヒット中の本作。前作のディズニーアニメ「アナと雪の女王」がどちらかと言うと女の子向けに作られ、姉妹の絆を描いた作品であると考えると本作はどちらかと言うと男の子向けに作られた兄弟の絆を描いた作品です。実はもともと本作は日本人ヒーローが主に日本を舞台に戦う「ビッグ・ヒーロー6」というマーベルコミックが原作。戦隊ものが好きなお子さん、戦隊もので育った大人たちが観たらもうテンションはアガ↑りまくりです。私はリカちゃんと遊んだりしながらもウルトラマンやゴレンジャーも愛でて育ったタイプなので、もう大好物でした!
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映画の冒頭はヒロとベイマックスの出会いが中心に描かれるので、ベイマックスのその“フワぷに”キャラにその仕草に笑い、心癒されていましたが、兄タダシの死の謎をつきとめる過程で悪者が出てきて、ベイマックスに戦闘機能がプラスされたあたりからもうそのスピーディーな展開に心鷲掴みです。ベイマックスが三点着地するだけでアガ↑りました。やっぱヒーローは三点着地ですよ。そしてタダシの友達だった4人の仲間と共にヒロが開発したボディースーツを着用し、敵に立ち向かう感じとかも、まさにマーベルの「アベンジャーズ」を観ているかのようです。音楽も「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」や「キック・アス」を手掛けたヘンリー・ジャックマンさんが担当しているので音楽でもアガ↑る。

 ご存知の通り、ディズニーはマーベルを買収しましたが、本作はキャラの良さが際立っているというディズニー的な要素と、ヒーローものの興奮をエンターテイメントとして完璧に見せるマーベル的な要素がとんでもない程に調和されています。だから、「アナ雪」がどちらかと言えば女の子向けとされながらも男の子の心も奪ったように、本作も男の子向けとされながらも女の子が観ても心奪われちゃいますよ。何せヒロとタダシの兄弟愛、ベイマックスとヒロの絆、友情と涙腺決壊ポイント満載ですから。きっと映画を観終われば、ベイマックスにHugしたくなる、Hugしてほしくなってますから。

 そして、シネマイクスピアリではエントランスにここだけにしかない、オリジナル★ベイマックス・フォトロケーションもあるので是非、ベイマックスやヒロと写真も撮ってくださいね。
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(シネマイクスピアリはベイマックス祭!ベイマックスのオーナメントが可愛いクリスマス・ツリーもあるよ。いっぱい写真を撮ってね♪)

 日本愛に溢れる本作の製作を務めたロイ・コンリさんは「『ベイマックス』はディズニーからのラブレターです」と語り、日本のポップカルチャーの影響を受けたと語るクリス・ウィリアムズ監督は「本作で日本文化に恩返しがしたい」と語っています。クリエイターたちからのその熱い想いも是非受け取ってください。ディズニーがまた新しい世界を私たちに見せてくれる!そんな『ベイマックス』は12/20(土)から2D字幕/吹替、3D吹替にてシネマイクスピアリで公開です。

PS,エンドグレジットが終わってからもすぐに席をたってはダメですよん。
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By.M

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