『2017年総括の巻~MYベスト映画ランキング~』(男住人Aバージョン)
新年早々風邪をひきました。年齢とともに弱まる免疫力を励ます日々を送る男住人Aです。ちょっと遅くなりましたが、今年もよろしくお願いします。女住人Mさんに続き、年始恒例の『MYベスト映画ランキング』を僕もお届けします。2017年にシネマイクスピアリで上映した作品の中から、今回も独断と偏見にまみれてセレクトしました!
さて、まずは10位~4位の発表です。
10位 『オトトキ』
復活ライブ(僕は横浜アリーナで観ました!)も大興奮でしたが、まさかイエモン(THE YELLOW MONKEY)のドキュメンタリー映画が作られて、それが自分の劇場でも上映できるなんて。ファンとしてただただ感動。
9位 『エル ELLE』
驚異の60うん歳、イザベル・ユペール。そして今年80歳を迎えるポール・ヴァーホーヴェン監督。「世界初の気品あふれる変態ムービー」とのフレコミはダテじゃなかった。こういう大人に僕もなりたい・・・。
8位 『三度目の殺人』
監督デビュー作の『幻の光』が今も僕の生涯のベスト1作品である是枝監督。当時から老成感?のある監督でしたが、あれから20年以上経ってこんなに貫録たっぷりな映画を撮ってしまうところもまたステキです。
7位 『ヒトラーの忘れもの』
全国公開は2016年末でしたが、当館では<キネマイクスピアリ>枠で昨年上映しました。『サウルの息子』と2ヶ月連続で上映することに対して、お客様からアンケートで「矜持を感じます。応援しています」というコメントをいただき、とても嬉しかったです。
6位 『ドリーム』
原題「Hidden Figures」は「(歴史に)隠れた人々」というような意味で、隠された背景には色々な差別意識があったことと思います(実話だからこそ)。本作はそれを跳ねのける強さがしっかり描かれていて、ひねくれ者の僕も素直に感動したのでした。
5位 『ハクソー・リッジ』
「アメリカ軍側から見た沖縄戦」が描かれているため、後半になって日本人が敵役として現れた辺りからどっち目線でこの映画を見たら良いものか、アワアワしました。久々にストロングパンチを喰らった映画です。
4位 『ラ・ラ・ランド』
公開前から盛り上がる当館スタッフ女性陣を若干ナナメに眺めつつ「どれどれ」と本作を観たわけですが、結果、近年のオリジナルミュージカルではダントツの仕上がりでした。あとは僕がラブストーリー嫌いを克服するのみ・・・。
そしていよいよベスト3です!
3位 『沈黙 サイレンス』
「感動した」「泣いた」では済まされない気迫を感じ、今も忘れられない一本。大学ではとんでもない劣等生だった僕ですが、キリスト教の成績だけは妙に良かったことを思い出したり。そして塚本晋也監督と片桐はいりさんがこの作品に存在してくれたことに座布団100枚!
2位 『LION ライオン 25年目のただいま』
爽やかな感動ストーリーはあまり得意じゃない僕ですが、それでも泣かずにいられなかった作品です。お母さんとの再会、優しかったお兄ちゃんの死。そして最後にタイトルになっているLIONの意味が分かるところで、また涙&鳥肌。演出の塩梅もとっても良かった!
1位 『パターソン』
とにかくアダム・ドライバーが素晴らしい!日常の小さな幸せが~といった切り口のコメントをわりと見かける本作ですが、それもこれもアダム・ドライバーの淡々とした佇まいがあってこそ。『沈黙 サイレンス』も『スター・ウォーズ』もありましたし、僕の中でアダム・ドライバー株が爆上がりした一年でした。ジャームッシュ作品の中でも確実にベスト1!
さて、そもそも邦画好きな僕にとって、個人的にはやや収穫の少ない昨年でしたが、今年は早々から期待作がスタンバイ中。まずは2/3(土)公開の吉田大八監督『羊の木』、5月には瀬々監督の『友罪』もありますね。そして、みんな大好きディズニー/ピクサーの新作『リメンバー・ミー』もとても良い評判がアチコチから聞こえてきます。3/16(金)の公開をお楽しみに!
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