ウラシネマイクスピアリブログ

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『HELP/復讐島』

 突然ですが仕事をしていく上で溜まっていくストレス問題、中でも人間関係にかかわる要素って多いと思います。一日の中で長い時間を共にする社内の人との関係性が円滑だと気持ちも楽ですが、それにはお互いの気遣いは大切ですね。と、やんわり始めてみましたが、今回ご紹介する作品は“パワハラ“、“クソ上司”とディズニー配給にしては荒ぶっている、1/30(金)公開『HELP/復讐島』をご紹介いたします。

 主人公のリンダ(レイチェル・マクアダムス)はとにかく数字に強く、“しごでき(=仕事が出来る)”女子。ちょとKY気味ではあるもの、その能力で会社を下支えしている、そんな自負があった。そんなリンダをゆくゆくは副社長に登用したい、と言ってくれていた社長が亡くなり、会社は息子のブラッドリー(ディラン・オブライエン)が引き継いだ。が、彼がとんだパワハラ上司だった。ブラッドリーやそのとりまき連中と共に出張に出かけたリンダ。しかし、乗った飛行機が墜落し、生き残ったのは彼女とブラッドリーただ二人だった・・・

 この映画の公開が決まり、パワハラ“クソ上司”と無人島で二人きり!?という設定を説明するだけで、皆さんの反応のいいこと、いいこと。誰しもが何かしら妄想しちゃうんでしょうね・笑。
平常時は上司のブラッドリーの立場が上な訳ですが、リンダはサバイバルTVが大好きで自らもそのスキルを身に着けていたことから、孤島に打ち上げられたら形勢が逆転しちゃうんです。

 この流れ、2023年にシネマイクスピアリでも上映した『逆転のトライアングル』を想像する方も多いでしょう。豪華客船が難破し、セレブな乗客と乗員が無人島に漂流。清掃係の女性がただ一人サバイバルスキルを持っていたために、ヒエラレルキーが逆転し、阿鼻叫喚!という映画でした。

そして『逆転のトライアングル』はカンヌ国際映画祭で最高賞/パルムドールを受賞しているだけに、同じような映画を作っても芸がない訳ですが、本作の監督は「スパイダーマン」シリーズや「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」ほかで知られるサム・ライミ。そう、彼の原点と言えばホラー映画の金字塔『死霊のはらわた』じゃないですか! 映画を観ている間、「おー、サム・ライミ!」「でたー、サム・ライミ」「しつこいぞ、サム・ライミ!」とサムライ味を全身で感じるシーンがむちゃくちゃ楽しい、おもろい!わくわくすっぞ!

 それにこたえる主人公リンダが「アバウト・タイム 愛おしい時間について」や「君に読む物語」と言った作品で知られるレイチェル・マクアダムスなところがまた最高!ロマンスもの、ロマコメものの印象が強かった彼女が全力投球過ぎてますます好感度UP。(このキャスティング、『ドクター・ストレンジ』繋がりでもあるのか!)

 サム・ライ味がたっぷりな上に脚本も『フレディVSジェイソン』やリメイク版『13日の金曜日』の布陣で毒っけもたまりません。我らが無人島に降り立つ可能性はあまりないかもですが、リンダのサバイバルスキルはどこかに役に立つかも、という訳でエンドクレジットまでしっかり御覧ください。

これぞエンタメ映画!サム・ライミ is Back!!

By.M