『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』
映画を観る前から2018年のMYベストはコレになるに違いない!と踏んでいました。今回ご紹介する作品はトム・クルーズ最新作!8/3(金)公開『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』です。
今回のイーサン・ハントことトムさまの任務は盗まれたプルトニウムの奪回!それを用いて計画されている三つの都市を標的にした、同時核爆発を未然に防ぐこと。犯人の手掛かりは“ジョン・ラーク”という男の名前と彼が接触する“ホワイト・ウィドウ”と呼ばれる女性の存在のみ。この夏、イーサン・ハントとIMFチームがシリーズ最大&最難関のミッションに挑みます。
毎度毎度、観客を楽しませるために命をかけてミッションに挑んでくれるトムさま。本作の撮影中に飛び込んできたのが、スタント中の足首骨折、全治9ヶ月、撮影中断のニュースでした。ネットにはまさにその瞬間がアップされ、痛いのを我慢して演技を続けるトムさまの様子が・・・完全にグキっといっているのがわかる動画でしたが、私は心の中で思いました。トムさま、内心では「これ使える!(ニヤリ)」と絶対思っていると・・・そしてトムさまはたった6週間で奇跡の復活を果たし、かつ最初のポスターのビジュアルがまさにこの負傷したジャンプシーンだった時、こちらもニヤリとしたのでした。この心意気、また傑作を作ってくれるに違いない、さすがトムさまと・・・。
そんな演技者としての才能に秀でるトムさまはプロデュース能力にも長けていて、毎回新しい監督、フレッシュなキャストと共演します。でも本作では珍しく、前作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』でメガホンをとったクリストファー・マッカリー監督が続投、女スパイ役で観客を魅了したイルサ役のレベッカ・ファーガソンも再び投入、物語の時系列も前作からの続編的展開にもなっています。そうなると世界的にも大ヒットし、作品評価が高かったチームで再びタッグを組む、守りに入った?と思うかもしれませんが、トムさまを侮ってはいけません。
先ずは今回、初参加となるCIAエージェント役のヘンリー・カヴィル。スーパーマン役でも知られる彼は言ってみれば主役格の俳優。その彼をイーサン・ハントのお目付け役であり敵対する立場に配することで、物語も盛り上がるという図式。ヘンリー自身、この2番手ぐらいのポジションでの演技がとても良いし、リアル・スーパーマン並みのその肉体でパワーあるアクションがまた映える!そんなヘンリーに負けじとトムさま益々頑張る。トムさま、自身と組んだ相手の才能を引き出すのがまた上手い!
そして前作では離陸する軍用機(高さ1542メートル)にしがみついてのとんでもスタントを見せてくれたトムさま(しかもそれは映画の冒頭だった・・・マジか!)、今回は成層圏にも近い高さ7620メートルからの “ヘイロージャンプ”に挑戦。本来、軍の特殊部隊が潜入作戦で行う降下方法でもちろん、いくらトムさまでも難度高し。これを撮影のために100回もやったというからたまげます。加えて「ミッション~」シリーズ2作目を彷彿する、断崖絶壁でのスタントも、今回は高さ600メートル。ヘリの操縦も1年半かけて取得し、命がいくつあっても足らないようなシーンがてんこ盛り。そこには“攻め”の文字しかありません。
実際、映画を観ている間「やめてー!トムさまーー、死んじゃうーーー」と何度心の雄叫びをあげたことか。でも果敢にチャレンジするトムさまもさすがに今年56歳という事実もあり、スタント中、スムーズにいかないシーンとかあるんです。またそれがリアルな演技に繋がっていて、ますます「トムさま、頑張ってぇぇぇーーー!!」と気付けば応援しているではありませんか。それぐらい驚愕アクションはメガ盛りで気付けばあっという間の2時間27分です。
トムさまは来日記者会見でこう話していました。「“観客のために全力を尽くすこと”が僕の主義。人生を映画作りに捧げているし、残りの人生も全て皆様に捧げたい。それしか生き方が分からないからね」。この言葉を胸に刻んで本作を観た私はアクションシーンでまさかの落涙。スクリーンからトムさまの「楽しんでるかい?ハラハラドキドキしているかい?」そんな問いかけが聞えてくるかのようでした。
トムさまの仕事、一切妥協なし、あるのは観客への誠意のみ!トムさまを中心にこの映画に関わった全てのキャスト、スタッフが最高の仕事をするために一つになっていることがヒシヒシと伝わるんです。全クルーの想いを全力で受け止めるつもりで、皆さんにも映画館に足を運んでほしい・・・。2018年まだ残りはありますが、本年度最高傑作!そう私は断言します。
By.M
そしてトム・クルーズが好き過ぎるシネマイクスピアリは本作の公開を記念して、3つの企画を同日に実施するスペシャルイベント「やっぱりトムが好き!」を開催します。9月はトムへの愛にあふれる一日をぜひ舞浜で!
- くわしくはこちら
(C)2018 Paramount Pictures.All Rights reserved.