『オークストリートの異変』
やっぱり夏休みは恐竜映画に限るね!今回はそんな気持ちに答えてくれる8/14(金)公開『オークストリートの異変』をご紹介いたします。

平穏な街オークストリートで暮らすプラット家の4人。しかしある日を境に停電と断水にみまわれ道路が遮断され、この街だけが孤立する。そして絶滅したはずの恐竜が出現しプラット一家を、住民を次々に襲い始める・・・・

本作は2026年だけで公開作品5本とその無双っぷりが止まらないアン・ハサウェイ、そしてユアン・マクレガーを主演に据え、これに“恐竜”がのっかってきた、まさにサマーMOVIEとして申し分ない1本です。

夏の恐竜映画と言えば「ジュラシック」シリーズがありますが、それよりもっと攻めてる!アメリカの郊外を舞台にどこにでもあるような日常風景の中に突如恐竜がお出ましなので怖さも倍増なんです。

1980年代を舞台にしていて、自転車に乗って並走する少年たち、いじめっ子から逃げる姿などそこはかとなく漂うスピルバーグ臭もたまりません。それもそのはず、スピルバーグを敬愛する(『スターウォーズ』シリーズなどでお馴染み)J.Jエイブラムスが製作。そして監督は80年代に幼少期を過ごし、子供の頃から父親と恐竜映画やモンスター映画を観ていたと語るデヴィッド・ロバート・ミッチェル(『アメリカン・スリープオーバー』(名作!)ほか)。二人の愛情がしっかり感じられところも、いいぞ!いいぞ!

本作は恐竜映画としてガチで“恐竜”怖い!な点が魅力なのですが、仕事がどうもうまくいっていない父親、鬱積した思いを抱えこむ母親、そんな二人は必然的にうまくいってなくって、長女は思春期、息子はいじめっ子に怯える日々、そして家族全体の関係も絶妙なバランスで成り立っているようだけどその実、結構危うい・・・、という家族の物語(ドラマ)も恐竜にパニクる姿と平行してきちんと盛り込まれているのがまたよき!映画に登場する恐ろしい存在は登場人物たちが抱える闇のメタファーというのは映画のセオリーの1つです。

教科書通りの表現方法を使いつつも、癖になるカット、今までの恐竜映画になかった表現などなど、スター俳優出演のポップコーンMOVIEと思って甘くみてるとダメ、ダメ!です。

そしてデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督は本作を今は亡き父親に捧げています。恐竜映画が大好きだった父親との想い出がきっとこの映画のエンディングにも影響しているんだわ・・・と妄想すると本作の味わいもより深まるのでした・・・
By.M
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