『2021年総括の巻~MYベスト映画ランキング~』(女住人Mバージョン)
さて今回は先週に引き続き『2021年総括の巻~MYベスト映画ランキング~』、女住人Mバージョンをお届けします。ベスト5という形で2021年1~12月の間、シネマイクスピアリで上映した作品の中から選びました。ベスト5と言いながらも甲乙つけ難かった次点作品も(公開順にて)ご紹介します。
★次点
<松竹ブロードウェイシネマ>『キンキーブーツ』:コロナのせいで舞台・演劇を楽しむこともままならない時期に、スクリーンからこの作品でエナジーを注入してもらいました!
『クーリエ 最高機密の運び屋』:バッチさんことベネディクト・カンバーバッチ好きな私にとって2021年はバッチさんの演技に、その仕事選びに感服し「あなたのファンで良かった!」と惚れ直した1年となりました。
『最後の決闘裁判』:リドリー・スコット監督と彼の元に集まったスタッフ、キャスト陣の英知結集!!そして何よりもジョディ・カマーの素晴らしさよ!!
さてベスト5の発表です。
第5位 『007/ノータイム・トゥ・ダイ』
脚本には色々言いたいことがありましたが(笑)、とにかくダニエル・ボンドの代名詞ブルーアイにフォーカスし、最後を締めくくってくれたことに製作者たちの愛を感じました。15年間も夢を見せてくれてありがとう!私は未だダニエル・ボンド、ロスです。
第4位『ノマドランド』
スクリーンに広がる息を飲むほどの美しい光景とは裏腹に、人が生きていくことの切実さを描いた本作、私にとっては“喪失”とどう向かい合うかの物語でした。
第3位『ファーザー』
“老い”とは何か。観客に映画を通してそれを体験させると共にそれをサスペンステイストに描くチャレンジングな手法、あっぱれでございます。アンソニー・ホプキンスの凄さも改めて実感し、彼の演技を正面から受けたオリビア・コールマンにもノックアウト。
第2位『ドライブ・マイ・カー』
「(村上春樹の)あの短編小説をベースによくこんな脚本を・・・」と先ずそのテクニックに唸りました。主演の西島さんは言わずもがな、主要キャストの三浦透子さん、岡田将生さんの演技もむちゃくちゃいい。特にあんな岡田将生は今後もちょいちょい観てみたい!
海外での様々な賞レースの受賞結果を受けて、再度評価が高まっている本作、シネマイクスピアリでは1/7(金)からアンコール上映をしていますので是非この機会にご覧ください。
第1位『すばらしき世界』
悪意や不運に抗い、再起をかけるも運命に翻弄される人の物語に心惹かれてしまいます。役所さん演じる三上の人生の前に私は全霊で「三上ぃぃーー」と咽び泣きました。キムラ緑子姐さん扮する、ヤクザのおかみさんが三上に放つ「シャバは我慢の連続ですよ。我慢の割にたいして面白うもなか。やけど空が広いち言います」のセリフを心に刻みながら今後私は生きていきます。
さて2020年、2021年と『トップガン マーヴェリック』が今年のベストになります、と宣言し続け、2022年。今年こそは公開されますように。そしてそうこうしているうちに『ミッション:インポッシブル7』も公開予定なので今年のベストランキングはトム様でワン、ツー、フィニッシュだー!!
そしてシネマイクスピアリ恒例イベント<LiLiCoと映画とおしゃべりと>も今年の夏開催でなんとVol.20を迎えます。ライブイベントがなかなか実施出来ない昨今ですが前回も12月に開催し、お客様とともに我らも楽しい時間を過ごしました。節目のVol.20の時には世の中の状況ももう少しよくなっていてほしい、と祈るばかりです。そちらの開催概要は決定しましたらシネマイクスピアリのHPで告知いたしますので楽しみに待っててくださ~い♪
では改めて本年もよろしくお願いいたします!!
By.M
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