『ファインディング・ドリー』

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 みなさん、こんにちは、女住人Mです。夏休みシーズンもスタート、今年の夏はこの映画を観ないと始まりません!
今回ご紹介するのは7/16(土)公開『ファインディング・ドリー』です。
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 物語は「ファインディング・ニモ」の奇跡の冒険から1年後。忘れん坊のドリーはある日、ひょんな出来事から幼い頃の家族との記憶を思い出します。でも、自分の家がどこにあるのか、全く思い出せません。ドリーはニモとマーリンと一緒に家族を探す旅に出かけ、カリフォルニアの海洋生物研究所に辿りつき、ドリーは自分の過去にまつわるある秘密を知ることになります。
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 「ファインディング・ニモ」公開からはなんと13年たっていますがその人気衰え知らず、本作の公開を待ち望んでいた方も多かったと思います。そんな『ファインディング・ドリー』の冒頭は可愛過ぎて反則、反則!レッドカード級な子供の頃のドリーこと、ベイビー・ドリーの登場で始まります。「私ドリー。ごめんね、私、すぐ忘れちゃうの・・・。」大きなお目目で可愛い、可愛過ぎる・・・もうこのシーンで骨抜き。掴みはOKで観客はKOなのです。

そんなドリーは明るくポジティブな子に成長するけれど、なんでもすぐ忘れてしまう・・・人間で言う記憶障害を抱えるキャラクターです。思えばニモも片方のヒレが小さく、父親のマーリンはそんなひとり息子を大切にするが故に過保護になり、好奇心旺盛のニモの心を傷つけることも。でも小さなヒレを"幸運のヒレ"と呼んで、ニモが気後れしないよう、陰ながらサポートしていました。『ファインディング・ドリー』の世界では、ニモやドリーのように何かしらハンディキャップを抱えたキャラクターがたくさん登場します。足が7本のミズダコのハンク、視力が弱く泳ぎが苦手なジンベイザメのデステニー、神経質で自信を失くし、自分の特殊能力を発揮出来ないでいるシロイルカのベイリー。ドリーは家族との記憶が蘇った時にすぐさま旅に出かけ、その途中で彼らに出会います。
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各々はちょっとしたハンディを抱える旅の仲間たちですが、土壇場になると自分にしかない特徴を活かし、ドリーを危機から救います。たった一人では不可能なことでも、力を合わせて乗り越える、例え何かハンディがあっても皆の力を1つに合わせることで不可能が可能になる。全編に渡ってそんなメッセージが散りばめられているので、ドリーたちに「頑張れ、頑張れ」とエールを送っているうちに、次第と胸熱になる自分が!だって「これが出来ない、これが苦手・・・」と他人に比べてハンディだなと思うことは誰しも1つは持ってますもんね。
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 そして、冒険途中で困難にぶち当たった時、ポイントとなるのが"ドリーならどうする?"というセリフ。ドリーを探していたニモとマーリンが絶体絶命になった時も、ドリーを助けようと仲間たちが頭を抱えた時も、ドリー自身が決断する時も"ドリーならどうする?"の視点が目の前に立ちふさがる難関をクリアにしていくのです。すぐに記憶をなくしてしまうドリーにとってはいろいろ考えて行動することが出来ません。でもその変わりに「これ!」と思いついたことに対して一切の迷いなく、瞬時に行動に起こす勇気をもっている、それはドリーの武器なんです。
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ある側面から見るとネガティブなことも別の角度から見るとポジティブな要素になる、ハンディを治そうとしたり、去勢しようとしたりするのでははく、それを受け入れ、パワーに変える。ドリー自身が旅の途中で自分の武器を知り、自分を受け入れるようになります。しかもそんなドリーを一番信じ続けていたのは実はドリーの両親だったことがわかるエンディングに涙、涙なのでした。
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ほとんどが海の中で生活する仲間たちなのに、ドリーもニモもマーリンもなぜか地上戦で大活躍したりで「魚なのに大丈夫か!?」とドキドキするシーンや、自分の長所をわかり過ぎているラッコの登場など楽しいシーンも満載。
主人公はドリーですが"忘れられない感動の夏をあなたニモ"ということで、映画館でしか味わえない大冒険を楽しんでくださいね♪
PS、恒例の短編は「ひな鳥の冒険」。まぁここから反則級の可愛さでノックアウトなんですが・・・

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By.M
(C)2016 DISNEY/PIXAR

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