『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』
今回は大人から子供までみんなで楽しめる1本、4/6(金)公開『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』をご紹介します。
ボードゲーム“ジュマンジ”、ひとたび始めてしまうとゴールするまで、非現実的なことが起きてしまう!エンタメ感満載の楽しい映画なのにゲームを誘う♪ドンドコドンドコという太鼓の音がトラウマな人も多いかもしれません。90年代に公開し大ヒットした『ジュマンジ』が今度はTVゲームになって帰ってきました!そう、今回はTVゲームを始めた4人の高校生がゲームの世界(ジャングル)に吸い込まれてしまいます。3回死んだらゲームオーバー、数々の難関をクリアし、彼らは現実世界に戻れるのか?という“マジ、ジュマンジ”な展開!
全米を始め世界中で既に大大大ヒットしている本作。配給元はソニー・ピクチャーズさんですが、看板作品『スパイダーマン』シリーズの世界興行収入の記録まで破り、誰しもここまでのヒットが予想出来なかった“マジ、ジュマンジ”っぷりなのです。
なぜこんなにこの映画が大ヒットし、愛されているのか・・・それはいろいろ理由があると思いますが、まぁとにかく難しいこと考えずに最初から最後までハラハラドキドキ出来る映画であること。だから大人から子供までみんなが楽しめる、これ大事!!
そして肝なのは、4人の高校生たちがゲームの中に入ると、見ためが現実世界と全く異なる逆キャラ設定なアバターになること。ゲームオタクの気弱男子は勇敢でムキムキなボディのブレイブストーン博士に、しかも演じるのは「ワイルド・スピード」シリーズでもお馴染ドウェイン・ジョンソン。アクションスターの代表格な彼ですが、実はコメディセンスが抜群!あの見た目でオタク男子を演じるだけでもう笑っちゃう。
この他にも趣味は自撮りの自分大好きギャルがどこから見てもおっさんのジャック・ブラック演じるオベロン教授に、優等生だけど人見知りなマジメ女子は格闘技スキルが超絶高いセクシー美女ラウンドハウスに、イケてるアメフト部のエースは弱点だらけの動物学者フィンバーとそのギャップで始終笑わせてくれます。
気弱だったり、自信がなかったり、わがままだったり、彼らは思春期にありがちな問題を抱えていますが、自身の弱点を克服することがゲームクリアに繋がっていく様はまさに彼らの成長物語。それは『グーニーズ』的とでも申しましょうか。登場人物たちが冒険しながら成長していく様を描く映画にハズレはありません。(私調べ)
また、80年代の映画が大好きな人なら “居残りをさせられたことで知りあうことになった4人の高校生たちが次第と友情を深めていく”という設定を聞けばこの映画が青春映画の教科書、ジョン・ヒューズ監督『ブレックファスト・クラブ』(1985年)のフォロワー作であることもすぐにお気付きになるでしょう。友達じゃなかったけれどひょんなことで出会い、互いを知ろうともしなかった者同士が向かい合い、チームワークを徐々に深めていく様も胸熱!
アドベンチャー映画でありながら、正統派青春映画の流れもしっかり汲んでいる本作は観終わった時に「あ~単に楽しいだけじゃなかった!」と満足感を抱き劇場を後にしてもらえると思いますYO!
観ないと「マジ、ジュマンジ!!」(使いたいだけ・・・!?)
By.M