『マリー・ミー』
一昔前、ジュリア・ロバーツやキャメロン・ディアス主演のラブコメ映画というのが全盛期だった時代がありました。しかしめっきりそのジャンルの映画は作られなくなってきてつまんないなぁ・・・と思っていた今日この頃。ラブコメで脳内逃避行を切望していた皆さま、お待っとさん!今回ご紹介するのは4/22(金)公開『マリー・ミー』です。
世界的歌姫カット(ジェニファー・ロペス)は恋人で人気歌手のバスティアン(マルーマ)とのことを歌った新曲「マリー・ミー」を携え、コンサートのステージ上で結婚式をあげるハズだった・・・。直前で彼の浮気動画がスクープされ、ショックを隠しきれないままステージに上がったカットは“マリー・ミー”と書かれたプラカードを持った観客席の男性を指差し、突然のプロポーズをする。相手はバツイチの数学教師チャーリー(オーウェン・ウィルソン)。前代未聞のスピード&ギャップ婚でチャーリーの日常は一変します。
「そんなのあるかい」な展開が進行するタイプのラブコメ、たまりませんね♪一見ふわっとしすぎに見えるこの映画をグっと観客サイドに引き寄せるパワーの源はJ.Lo(ジェイロー)こと主演のジェニファー・ロペス。(彼女の凄さを手っ取り早く知るには「2020 スーパーボウル ハーフタイムショー ジェニファーロペス」で検索ください)
(年齢を出すのもあれですが)J.Lo、今年53歳とは思えないハリ艶ボディ、そしてその生きざま込みで超セレブな彼女がそのリアルな存在とオーバーラップするような役を演じるところが何とも良い!!コンサートで結婚式を挙げ、その模様を世界に配信とかJ.Loならやってくれそう、という説得力よ。
でも彼氏の浮気で全てを0にしたカットは思い付きで「やてまえーー」と見ず知らずのチャーリーと婚約を決意!そこからチャーリーはシンデレラマンの道を歩みます。「(娘に同行しただけで)ファンでもなかったセレブと急に付き合うんかーい」と思わなくもないですがそこはオーウェン・ウィルソンが何とも飾り気なくチャーリーを演じていて「これも何かの縁だし、この女性も傷ついてるし・・・」みたいな優しさ眼差しで巻き込まれ事故を受け入れる様に「あら~なかなかお似合いじゃないこと~」という雰囲気にもなっていきます。
日々、大勢のスタッフやファンに囲まれ生活するカットもチャーリーが送る普通の日常に接することで傷ついた心はどんどん癒されていきます。が、そんな矢先にまたもやハプニングが舞い込むのでした・・・選ぶのはスーパースターとしての人生か、心安らぐチャーリーとの関係か。でもここで示されるのは強い意志によるカット様、いやJ.Lo様からの教えです。ありがたく頂戴いたしましょう。
本作のカット・コイロ監督も「人生は倒れた時にどうなるかではなく、立った後にどうなるかが重要」とおっしゃっております。劇中ではライブシーンも満載でゴージャスな衣装やスターの日常の舞台裏が垣間見られるのも楽しさの1つなのでそちらもお楽しみに♪
スクリーンの中でも輝くJ.Loですが、日本公開に合わせたかのようにプライベートのビッグニュースも!先日俳優ベン・アフレックと約20年ぶり2回目の婚約を発表し“ベニファー”カップル再び誕生です!ベンアフから送られた指輪は8.5カラットのグリーンダイヤモンドだそうで劇中歌の「On My Way(Marry Me)」はベンアフを想って作られたのでは?と噂の極上ラブソングです。公私ともに絶好調な彼女の映画を観ればきっとあなたもHappyになれる!?
By.M
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