『F1/エフワン』
急な暑さに体ダルダルになっちゃいますね。そんなあなたに気合を入れてくれる熱い映画をご紹介いたします。6/27(金)公開『F1/エフワン』です。

伝説的カリスマF1レーサーだったソニー(ブラッド・ピット)はかつてのチームメイト、今は最下位のF1チーム“エイペックス”のオーナー、ルーベン(ハビエル・バルデム)に懇願され現役復帰を果たす。型破りなソニーのやり方に新人ドライバーのジョシュア(ダムソン・イドリス)やチームメイトは困惑し、度々衝突するが、次第にソニーの圧倒的才能と実力に導かれていく・・・

乱暴な言い方をすると本作は“ブラピがとにかくカッコイイ映画!!”です。(車、レース、F1と全く疎いのですみません!)若い頃からイケメン俳優として人気があったブラピ。私はさほどファンということもなかったのですが『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019:最近だ!)でブラピを二度見。あんなに昔から観てたブラピを二度見。私もここにきてブラピの魅力がやっとわかりました。

と、言う訳で、野性味と孤高な男の憂いというアンビバレントな性質を兼ね備えたカリスマレーサーを演じるブラピがとにかくかっちょいーー!!!友人はこの映画を観て「とにかくブラピがかっこ良すぎて映画の内容が入ってこなかった(いえ、中身も面白いんですよ)」、「このブラピを観てるとどんどん肌がキレイになっていく」と名言と迷言の狭間で言えて妙な感想を言ってました。そして私は「ブラピといつか出会うために映画業界に就職した」と語っていたガチブラピファンの友人に「今からすぐ6/27(公開日)の有給申請をして!」と告げたぐらいです。かっちょいーブラピによる王道ロマンスストーリーも繰り広げられるので、ほんとこのブラピはヤバイっ!

と、中身がペラペラなことを何行に渡ってお伝えしてしまいましたが、F1全面協力の元、撮影された本作なので車、レース、F1好きな方にも大満足してもらえる1本です。私でも知っているF1レーサーのルイス・ハミルトンがプロデューサーに名を連ね、ドライバー視点のリアリティ溢れるレーサーの内面、レースの世界やその裏側を知ることが出来ます。

『トップガン マーヴェリック』の監督ジョセフ・コシンスキー、プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーほかスタッフが集結したことから“地上版トップガン”とも呼ばれている本作ですが、『トップガン~』の時よりさらに進化したカメラシステムを取り入れることでその視界、今度はドライバーズシートに乗ってるような臨場感も味わえます。映画館の音響が加われば、もう劇場はサーキットです!

また映画を観てるとレースは一人の圧倒的スタードライバーがいるだけで勝利を勝ち取れるものではないことがよくわかります。ブラピ扮するソニーの役目はノビシロある若手ドライバー、ジョシュアを導き、チームの優勝を勝ち取ること。最初は反発していたジョシュアやチームの面々が次第とソニーの真意に気付き、チームが一丸となっていく過程はこれぞ王道展開。こういう映画にはベタな絵作りや話運びが栄えるってもんです。

ここ数年 “洋画離れ”と言う言葉が飛び交っていますが、こういう映画はやっぱり洋画の専売特許。観ているだけでアゲアゲ気分にしてくれる、鬱陶しい夏に観るにふさわしい映画それが『F1/エフワン』なんです。音楽が巨匠ハンス・ジマーなのでテーマ曲を頭にならしながら風をきって映画館を出る、そんなご機嫌な気分になれること間違いなしなんです。
By.M
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