湿気ムンムンな今日この頃、スカっとした映画を観たくなりますね。皆さんこんにちは、女住人Mです。という訳で今回はめくるめくアクションシーンでスッキリ爽快、7/7(金)公開『ジョン・ウィック:チャプター2』をご紹介します。
そもそもジョン・ウィックとは何ぞや?ですが、彼は最愛の女性ヘレンと出会ったことで引退した元殺し屋、演じるはラーメン大好きキアヌ・リーブス。病気でヘレンを亡くした上に彼女から贈られた愛犬をマフィアに殺されたことで復讐のため元の家業に復帰!というのが前作のあらすじでその5日後から描かれるのが本作です。
ワンコの復讐を終え、新たなワンコを飼うことにしたジョンさんの元に今度はイタリアン・マフィアのサンティーノから姉殺しの依頼が舞い込みます。平穏な生活に戻ろうと思っていたのでジョンさんはこれを拒否。それに逆ギレしたサンティーノがジョンさん宅を破壊。サンティーノは生き伸びたジョンさんの復讐を恐れ彼の首に7億円の懸賞金をかけたことで、ジョンさん、今度は世界の殺し屋に命を狙われます。
前作を観ていなくても、キアヌのアクション映画、殺し屋で非道だけどワンコ大好き、"コンチネンタル"という世界中の殺し屋をサポートする謎の組織がある、というぐらいの知識があれば本作からでも楽しめる安心設計です。そして本作のポイントはやっぱりキアヌ!「マトリックス」で人気の座を不動にしたキアヌ(現在52才)が50代目前にして再びアクション映画で完全復活を遂げたのが本シリーズ。
(ローレンス・フィッシュバーンも登場で、さながら「マトリックス」同窓会。)
実は子供の頃から千葉真一の大ファンで千葉ちゃんを「マエストロ」と呼ぶキアヌ。自身の初監督作品はアメリカと中国の共同制作「ファイティング・タイガー」という武術映画な所からも筋金入り具合が伺えます。で、「マトリックス リローテッド/レボリューションズ」でスタントコーディネーターを務め、キアヌのスタントダブルも兼任していたチャド・スタエルスキを前作から監督に抜擢し、銃とカンフーを融合させた"ガン・フー"アクションを作りだし、柔道の技をベースにした動きにもさらに磨きがかかりバージョンアップ!おまけにキアヌからも「狂ってるよ」とお墨付きのカーアクションも増量で宣伝ではこれを"カー・フー"、ナイフを使った格闘スタイルは"ナイ・フー"と名付け、とにかく"フー"を付けておこうというスタンスが最高です。
またジョンさんが属する殺し屋の組織"コンチネンタル"。ホテルという体裁を取っているこの組織、大人の子供心をくすぐる設定てんこ盛り。コンチネンタルホテル・ローマに向かったジョンさんがサンティーノを倒すために殺し屋の装備、先ずはスーツの仕立てから始まり、銃やナイフの調達をする一連のシーンは「007」はたまた「キングスマン」彷彿でテンションがアガ↑ること間違いなし!こういう映画はとにかくルックス、恰好から入るのが鉄則なのです。
そして主役と敵対するキャラが魅力的だと映画自体が締まる、というのもセオリー。本作ではサンティーノの部下、言葉は発せず、手話でコミュニケーションをとるジェンダーレスの美しき殺し屋アレスに注目!演じるは「バイオハザード:ザ・ファイナル」や「トリプルX:再起動」といった映画でも登場し赤マル急上昇なルビー・ローズ。ジョンさんを応援しなきゃなのに、アレスの勝利を願ってしまうほど、クールビューティーな風貌とキレキレのアクションで今後も期待大なのです。
前作ではかわいいワンコが殺されてしまう・・・という設定があった為、愛犬家からは「そんな映画観られない・・」という声も上がりましたが、本作ではワンコに対する危機管理は万全ですので、ワンコ大好きな方も安心してお楽しみ下さい♪
(ニューヨーク観光映画としても楽しめます。こちらはブルックリン・ブリッジとジョンさん、そしてワンコ)
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