『アナと雪の女王2』
あ~、もう今年も終わりだな、という空気が漂ってきましたが、まだまだ打ち上げ花火はありますよ。今回ご紹介するのは11/22(金)公開『アナと雪の女王2』です。
自身が持つ不思議な力が愛する妹アナを傷つけるのでは、と心を閉ざして生きていたアレンデール王国の女王エルサ。♪レリゴ~とありのままの自分を受け入れることで姉妹の絆、幸せな日々を取り戻す様を描いたのが前作でした。あれから5年。世界中の期待を背負って、続編の公開となりました!
幸せに暮らしていた姉妹ですが、ある日エルサだけに聴こえる“不思議な歌声”に導かれ、二人はアナの恋人クリストフ、その相棒のトナカイのスヴェン、そして雪だるまのオラフと共に旅に出かけます。それはエルサ自身の秘密を解き明かす驚くべき冒険の始まりだったのです。
あれだけのモンスター映画ともなると皆さんの続編への期待は否が応でも高まっていると思います。「レット・イット・ゴー」を越える衝撃があるのか!と。個人的な感想としては全てが“強い!”です。 先ずは劇中に登場する名曲の数々です。前作ではみんなが思わず口ずさんでしまう、一緒に歌いたくなる♪レリゴーがあった訳ですが、本作ではとにかく圧倒的なクオリティの曲の数々が揃っています。(音楽担当は前作から続投のロペス夫妻)
♪レリゴーを越える曲を作る、というのが命題だったと思うのですがそのために膨大な曲が作られ、そこから選抜されたまさにトップクラスの曲がいくつか集まったと思うのです。(私の妄想ですが・笑)ふるいにかけられ生き残った曲たちが全編で登場するので、もう何てったって強い。
主題歌「イン・トゥ・ジ・アンノウン~心のままに」の旋律は口ずさむにはちょっと難しいかもしれませんが、劇中で聴くと音楽の持つパワーがガツーーーンと胸に迫ります。あまりにもその存在感が強くて口ずさむのではなく、むしろその世界に浸り、没頭して聞きたくなります。前作以上にミュージカル演出の色合いも濃く、1曲終わるとまるで生のステージを観ているように拍手したくなるかもしれません。そしてエルサだけでなく、アナやクリストフ、オラフ、オンステージ!的なシーンもあるので全編に渡ってワクワクの展開です。
またありのままの自分を受け入れ、自己肯定出来たエルサは強さ倍増!さらに自分を深堀するべく“不思議な歌声”に導かれ、前に突き進む感じは逞し過ぎるほどで“エルサ無双”といっても過言ではありません。誰かの助けを求めるのではなく、自分で進むのよ、手に入れるのよーー、という力強い様はこのままMARVELのメンバーとしてアッセンブルするかの勢いですが殺伐としたこの時代、それぐらいの気概は必要です。この映画で間違いなくエルサはさらに次のステージに上った感があり、観てて清々しささえ覚えるのでした。
と、全体的に強いトーンで語られる本作ですが、やっぱり心のオアシスはオラフです。前に突き進み過ぎるエルサを追って危険に立ち向かうアナをアシスト。おとぼけながらもここぞという時に一番の力を発揮するオラフは前作以上に大活躍!もっとオラフを好きになると思いますよ!
もうとにかく、全てがトップ・オブ・ザ・トップ!作り手たちの気合いが入りまくりの本作、間違いなくこの冬“アナ雪”旋風は再びなのです!
そしてシネマイクスピアリ恒例のフォトロケーションは『アナと雪の女王2』で皆さまをお迎えします。そちらも映画と共にお楽しみ下さい☆
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