ウラシネマイクスピアリブログ

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2024年総括の巻~MYベスト映画ランキング~(女住人Mバージョン)

2025/02/07

 あっと言う間に1月が過ぎ去っていきましたが恒例の振り返り企画、今回は女住人Mこと私が昨年一年間の当館上映作品の中から選んだ「MYベスト映画ランキング」<2024年版>を勝手にご紹介いたします。
それでは先ずは4~10位の発表です。

4位 『私ときどきレッサーパンダ』
5位 『ビニールハウス』
6位 『関心領域』
7位 『ツイスターズ』
8位 『クワイエット・プレイス:DAY1』
9位 『フォールガイ』
10位 『ぼくが生きてる、ふたつの世界』

 10位の『ぼくが生きてる、ふたつの世界』 はろう者の両親から生まれた“ぼく”をとりまく世界と彼の成長を描いた作品ですが、特に母親役の忍足亜希子さんの演技が素晴らしいかった・涙。呉美保監督の物語の紡ぎ方、ラストの回収までお見事でした。
4位にあげた『私ときどきレッサーパンダ』 と共に反抗期を経て成長する“ぼく・わたし”映画として、家庭内では極悪娘だった私にはとても共感度が高い作品でした。

 そして7~9位はハリウッド映画大作を。コロナ禍、俳優組合のストライキの影響でここ数年、洋画の公開本数も減り、ヒット作が激減してしまいました。(いえ、ストライキに関しては労働者の権利なので何の問題もありません。)そんな中で「やっぱりハリウッド映画、最高―!」と思わせてくれたのが特にこの3本でした。『フォールガイ』 は裏方のスタッフさん、特にスタントマンへの敬意に溢れて胸熱&ゴズリンのかっちょいいとこてんこ盛り!

 『ツイスターズ』 ではパウパウの愛称でお馴染み(流行らせようとしていますがまだ浸透してません・涙)グレン・パウエルが大活躍、『クワイエット:プレイス DAY1』 は脚本のうまさとにゃんこ、とにかくにゃんこ!。加えてルピタ・ニョンゴとW主演だったジョセフ・クインもいい!この後の『グラディエーターⅡ英雄を呼ぶ声』や今年公開『ザ・ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス(原題)』にも出演してますが、役によって印象が全然変わる。今後も期待です。

 また昨年のアカデミー賞で国際長編映画賞と音響賞を受賞した『関心領域』 。まさに映画館で観ることでよりメッセージが伝わってくる作品でした。なんで人間ってこんなにも愚かな生き物なのでしょう・・・そして無関心という暴力の中に自分も身を置いてはいないか、と強く考えさせられました。

 そして1~3位はこちら~。
1位 『アイアンクロー』
2位 『クレオの夏休み』
3位 『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』

 『アイアンクロー』『ビニールハウス』 と言い、負の連鎖が引き起こす悲劇&惨事の数々・・・“人生、太刀打ちが出来ません!”的映画になぜか惹かれる私。病んでるんでしょうか?!そんな私は『クレオの夏休み』『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』 のような作品を愛でることで心のバランスを取っている気もします。

と、言う訳で女住人Mの2024年ランキングでした。

 2025年の楽しみはやっぱり5/23(金)公開『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』 です。第一弾予告が解禁されましたが私はもうこれ以上の事前情報を入れないまま初日を迎えたいと思っています!!初日は有給取得だ!

 本年もシネマイクスピアリで素敵な映画の出会いが皆様にたくさーんありますように。

By.M

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