『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』

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 皆さんこんにちは、女住人Mです。今回ご紹介する作品はスーパースター・トム様最新作11/11(金)公開『ジャック・リーチャーNEVER GO BACK』です。

 元は陸軍エリート指揮官、今は流浪の旅を続け、法では裁けない悪を自ら制裁する"アウトロー"、それがジャック・リーチャー(トム・クルーズ)です。今回は不当なスパイ容疑をかけられた元同僚スーザン・ターナー少佐(コビー・スマルダーズ)の無実を証明し、真犯人を暴くために立ち上がります。
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原作はベストセラー小説"ジャック・リーチャー"シリーズの第18作「NEVER GO BACK」。トム様と言えば「ミッション:インポッシブル」シリーズのイーサン・ハントですが、トム様が愛してやまないもう一人のキャラクターがこのジャック・リーチャー。前作は2013年公開の「アウトロー」です。IT系の頭脳戦やハイテクガジェットを使ったアクションでお馴染の「ミッション~」シリーズのイメージとは異なり、本シリーズはどこかクラシカル。

アクションも素手VS素手で繰り広げられるガチバトルがメインでハードボイルド臭さえ漂います。CG技術が進化する昨今、「アウトロー」以降ガチンコアクションがトム様映画の新しい魅力になった気がします。

そんなトム様のガチが本作でも随所で輝いていますが、今回はスパイ容疑をかけられた女性軍人ターナーと行動を共にする所も見どころ。女性ながらも軍人なのでトム様にも負けない武闘派、男女で行動していても、孤高のジャックとターナーは友人同士で甘い関係に発展することはなく、あくまでも硬派な二人がまた良いんです。
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 そんな中、ひょんなことからリーチャーに15歳になる娘がいた?という展開になり、敵が娘・サマンサ(ダニカ・ヤロシュ)を彼の唯一の弱点と踏み、彼女に危険が迫ることに・・・リーチャーと言えど、娘がいたとなると少々困惑。しかも孤高のリーチャーとティーンエイジャーのサマンサ、話がかみ合う訳はなく、これまでにないトホホなトム様が見られるのもポイントなのです。

といった感じでアクションだけでなく、前作にはなかったリーチャーの人間味がより際立つ本作ですが、15歳相手に四苦八苦、でも命がけでサマンサを助けようと頑張るリーチャーを見るにつけジャック・リーチャーがトム様そのものにしか見えなくなり、なんだか胸がいっぱいになってしまう私。

 だってトム様もスーパースター故に孤独と戦うアウトロー。そしてプライベートでは愛娘スリちゃんがいるけど、いろいろな事情で3年とか会えていないというゴシップ情報が・・・。これまでずっと一人ぼっちにしていた娘かもしれないサマンサを自分の命をかけて守り抜こうとするリーチャーの姿に、この映画はトム様からスリちゃんへのラブレターなんじゃないか、と思えてもうなんか胸いっぱい。

映画の中でもサマンサに「一人でさびしくない?」と問われるシーンや本作のエンディング、諸々考えるにつけトム様が本作を通してスリちゃんに「いつでもパパは君を思っている」とメッセージを送っている、そんなうがった見方をしてしまうのは考え過ぎでしょうか??
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 トム様はいつも観客を楽しませること第一で映画を作ってくれます。そうすることでの一番の犠牲はトム様のプライベートだと思います。そんな中でこの映画を観た時、純粋に「今回も面白かったよ、トム様!」という思いと共にトム様の幸せも心から願わずにはいられないのでした。え?大きなお世話?笑

☆おまけ☆
トム様が「ラストサムライ」以来のタッグとなった本作の監督エドワード・ズウィック氏と共に来日!記者会見の模様をお届します。
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 日本の「用心棒」然り、アメリカの「シェーン」、「ダーティ・ハリー」のように一匹狼なリーチャーのキャラクターが大好きと語るトム様。ズウィック監督も「"アウトロー"は日本語で置き換えると"浪人"と言えるんじゃないかな。「ラストサムライ」と何か繋がりを感じるんだ。組織の中心にいながらそこを離れ自分の道徳観を持って行動する、そういう意味で二つの作品は共通するね」とコメント。
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「世界中いろんな所にいって、今でも必ず「ラストサムライ」のものにサインを求められるんだ。文化を伝える素晴らしい道具が映画だと思っているから、とても誇らしいよ。」と二人にとって「ラストサムライ」がどれだけ特別な仕事だったかを改めて語るシーンも。
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そして今回は「ラストサムライ」で共演した池松壮亮さんがサプライズゲストでご登壇。当時12歳だった池松さんは撮影時のことをあまり覚えていないとコメントし、トム様も監督も大爆笑していましたが、一気に和やかなムードに。
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「お二人に出会わなければ東京にも出てこなかったし、俳優をやるなんて考えてもいなかった。あの出会いが人生を変えました。」と語る池松さんを温かい眼差しで見守るトム様とズウィック監督。いつかまた共演なんてことがあれば素敵ですね。
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By.M
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