『アトミック・ブロンド』

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 皆さん、こんにちは。ヒーロー、ヒロインが屈強な敵をバッタバッタとやっつける系の映画が大好物な女住人Mです。
今回ご紹介するのは孤高の女スパイが大活躍!10/20(金)公開『アトミック・ブロンド』です。
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 舞台は東西冷戦下の1989年、ベルリン。イギリスの情報機関MI6の女スパイ、ロレーン・ブロートン(シャーリーズ・セロン)のミッションは同僚を殺害し各国機関の潜入スパイの名が記されたリストを奪った裏切り者を見つけ出すこと、そしてリストの奪回。敵国ソ連はもちろん、各国の諜報員たちもそのリストの行方を探っている中、彼女は命を狙われ続ける。事件の黒幕は誰なのか、そしてリストを奪い返すことは出来るのか・・・
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 「007」&「ミッション:インポッシブル」シリーズと男性主人公のスパイものの名作はたくさん誕生していますが今回は女性スパイもの。演じるは「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のフュリオサ役で世界中の映画ファンを味方につけたシャーリーズ・セロン。スタイル抜群、クールビューティな彼女が屈強な敵国スパイたちをガッツリ倒しちゃうその様を眺めているだけで、気分最高、ストレス発散、テンション、アゲアゲ↑。
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とりわけ、劇中で7分に及ぶ長回しで撮影されたアクションシーンは、その荒々しさに観ているこちらの息が止まる程の迫力。ワイヤーを多用した軽やかなアクション、というより肉弾戦的、至近距離でのガチな戦闘が多いので殴る音も鈍く、それがまた臨場感あり。キアヌ・リーブスが殺し屋を演じた「ジョン・ウィック」に近い印象がありますが、それもその筈、監督は自らもスタントマンとしてのキャリアを持ち「ジョン・ウィック」の共同監督、プロデューサーをつとめ「デットプール」続編の監督にも大抜擢されたデヴィッド・リーチ。
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(MI6ベルリン支部のエージェント、パーシヴァルを演じるのは演技派ジェームズ・マカヴォイ。おぼこい風な彼ですが、癖のある役を演じるとさらに光ります!)

 実はシャーリーズ姐さん、「ジョン・ウィック2」の撮影を控えたキアヌと一緒にトレーニングをしていたそうで「年上のキアヌがあんなにやれるなら私も出来る!」と1日5時間、3ヶ月間に及ぶ訓練を経て本作に挑んだほど。そんな本気度もスクリーンからバシバシ伝わってきます。シャーリーズ姐さんはただでさえ惚れぼれするほど美しいのに強さも加わって、向かうところ敵なし。途中、フランス人スパイ、デルフィーヌ(ソフィア・ブテラ)とも出会い、彼女の心まで奪っていくあたりも「まぁ姐さんを前にしたら男も女もないわね」という感じでございます。
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 そんなモリモリ、ゴツゴツのアクションをより引き立たせるのが全編にちりばめられた80年代のヒットナンバー!このあたりは大ヒットの記憶も新しい「ベイビー・ドライバー」や「キングスマン」を彷彿。アクションと音楽の融合で観客のテンションがさらにぶちアガること間違いなし!デヴィッド・ボウイ、ジョージ・マイケル、デペッシュ・モード、ニュー・オーダーほか、特にアラフォー、UKロック好きな方にはたまらないラインナップでこれまた映画を観終わるとサウンドトラックをすぐゲットしたくなるタイプの1本です。
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 ハリウッドでは女性が40才を越えると役が付きづらいそうですが「モンスター」でアカデミー賞主演女優賞を受賞しながらもその後、安パイな役ばかりを演じることなく「マッドマックス~」で自ら坊主になったり、「ワイルド・スピードICE BREAK」で悪役を演じたりとその攻めの姿勢、シャーリーズ姐さんの益々の活躍が楽しみでなりませんぜ!

By.M
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