『僕のワンダフルライフ』

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 以前紹介しました「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」がヒットする中、犬派の皆さまお待たせしました、わんこ映画の登場です。今週のつぶやき映画は9/29(金)公開『僕のワンダフルライフ』です。
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 車に閉じ込められていた所を少年イーサンに助けられた一匹の犬。ベイリーと名づけられ楽しい時も悲しい時も一緒にいた彼ら。でも人間より寿命が短いベイリーはイーサンとお別れする日がやってくる・・・が、ベイリーはまた生まれ変わる。記憶を残したまま、イーサンに再び出会うために何度も転生を繰り返すのです。でも生まれ変わるのは見た目も環境も全く違う犬として・・・
本作は最愛の飼い主との再会を夢見て3回生まれ変わったわんこのお話です。
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 監督はこれまでも「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」「HACHI約束の犬」とわんこ映画の傑作を作り続けているラッセ・ハルストレム。本作で犬と人間の絆を描く"わんこ三部作"が完成です。(この他にも「ギルバート・グレイプ」「ショコラ」などの監督さん、と聞けばその品質保証感は何となくわかっていただけるかもしれません。)ハートウォーミングな作品を作ることに定評があるハルストレム監督が描くわんこ映画なので、間違いない!と断言出来ましょう。
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 言わずもがな登場するのは愛らしいわんこばかり。イーサンが子供の頃に出会うベイリーはゴールデン・レトリバー、次に生まれ変わるとジャーマン・シェパード、次にコギー、そしてセント・バーナードと様々な種類のわんこが登場。どのわんこも可愛い過ぎてもう本当にたまりません。劇中、4匹のわんこが登場しますが「映画監督は動物と子供の映画が撮れて一人前」と言われるよう人の言うことなんて聞いてくれない、ましてや言葉が通じないわんこの演技はトレーニングを重ねたプロわんこがやるのが通例。でもハルストレム監督はキャストと犬の自然な演技を撮りたくて、メインの4匹は映画初出演の子ばかり揃えたそう。それもあってどのシーンも自然で、とにかく観る者の心を癒しまくりなカットばかりなんです。
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 でもそんな可愛いわんこ盛り映画だとしても、愛犬家過ぎて「途中で死んじゃうシーンがあるんでしょ?そんなの観られないよ」という方もいらっしゃると思います。確かに家族も同然の彼らとの別れ、実際に飼っていたり、飼った経験がある方なら自分の時を思い出し、想像し、観られない・・・と思うのも当然です。
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でも本作は、ご主人様と一旦別れてしまったベイリーがその愛情の深さから転生し、何度もご主人様との再会を願うお話。別れは決して避けられないけれど、それでもまた別の形で出会いたい、いや出会えるかもしれない、という我らの切なる願いを形にしてくれた物語なんです。
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しかも自分が愛するわんこも自分と同じようにずっと一緒にいたいと思ってくれていると嬉しいなぁ、という気持ちも形にしてくれている。この映画を観るとミラクルな夢に想いを馳せることが出来ますし、改めて出会っている今この瞬間、精一杯愛情を捧ぐことは何よりも大切!と思えます。

 言葉は通じなくても心は通じ合える、そんな経験をした全てのわんこ好きな方に捧げます!
あっ、にゃんこ派の方もベイリーを愛しい猫ちゃんに脳内変換して是非、ご覧ください。

By.M
©storyteller Distribution Co.LLC and Walden Media,LLC

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