皆さん、こんにちは女住人Mです。夏と言えばお化けやモンスターな季節!?今回はモンスター映画にトム様ことトム・クルーズが参戦7/28(金)公開の『ザ・マミー 呪われた砂漠の王女』をご紹介します。
トム様が演じるのは軍の関係者でありながらお宝ハンターでもあるニック。中東の砂漠で考古学者のジェニー(アナベル・ウォーリス)と相棒のヴェイル(ジェイク・ジョンソン)と共に石棺を発見、調査のためイギリスへ飛行機で運んでいる途中、思わぬ事故で機体は墜落。ジェニーは何とか脱出、即死と思われたニックはなぜか無傷で生還、石棺は行方がわからなくなります。その石棺の中には5000年前、生きたままミイラにされた王女アマネットが封印されていたのですが・・・。
本作はトム様VSミイラ女子(王女アマネット)の闘いを描いた作品ですが、今回もトム様のエンターテイナーとしての心意気にひれ伏すしかない、そんな1本に仕上がっています。何が凄いって、トム様自身のプロデュース作でも何でもないのに、いつも通り命がけのスタントで身体を張り、時に痛めつけられ、ついには全裸シーンまでサービスしちゃって、トム様大盤振る舞い過ぎ!!
「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を思い出して下さい。飛び立つ飛行機の羽にぶら下がったり、水中で長時間潜ってスタントしたり、100歩、いや1万歩譲って「プロデュース作品ならその分、お金の取り分も多いから、そりゃあ頑張るわな」と思ったとしましょう。(いえ、勿論トム様に関してお金のために何かやっているというレベルの人間ではないことは当然ですが・・・)
でも本作はユニバーサル・スタジオが自社のコンテンツである"モンスター映画"「ミイラ再生」(1932年製作)をリブートさせた、というどちらかと言うとスタジオ主導の映画なんです。そういった自分主導の映画でなくても、他の作品と変わらず気合いと魂を入れるトム様の熱い気概に満ちた仕事っぷりに「ありがたや、ありがたや」と拝んで観るしかありません。
物語の前半、石棺を飛行機で輸送中に起きる事故シーンでは無重力シーンを再現し何度も撮影に臨んだそうで、これもトム様の発案で、共演者もきっと「マジか!これやるのか!」と思ったに違いありません。観ているこっちもお尻が浮きそうになりますからね。
物語はミイラ女子アマネットが人間を襲い自らの肉体を再生させ、死の神"セト"を復活させるための生贄(!?)としてトム様に白羽の矢を立て、トム様VSミイラ女子の一騎打ちと思わせますが、そこにラッセル・クロウ扮する秘密組織"プロディジウム"のリーダー・ジギル博士まで登場し、闘いはくんずほぐれつな展開にも発展していきます。ジギル博士、そうあのジギル博士です。これにより増々トム様は孤軍奮闘ですが、なぜか相棒のヴェイルが飛行機事故以降、トム様にしか見えないミイラ状態で現れ、トム様の助太刀をする、モンスター映画なのにコミカルなシーンも満載なのでその辺りもご愛嬌です。
前述したように本作はユニバーサル・スタジオが自社の"モンスター映画"をリメイクする、その名も"ダーク・ユニバース"の1本目。この後「魔人ドラキュラ」「狼男」などが映画化され、ジョニー・デップが「透明人間」に、「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」でジョニデと共演中のハビエル・バルデムが「フランケンシュタインの花嫁」に出演することも決まっています。そんな壮大なプロジェクトのトップバッターにふさわしい本作、トム様のエンターテインぶりを是非スクリーンでご堪能ください。次回、トム様のご活躍は10月公開の「バリー・シール アメリカをはめた男」の際にご紹介します!そう、今年はトム様映画が2本も公開されるありがたYEARですからねぇ~。
By.M
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