『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』ほか
GW突入しました!今年は何年ぶりかにGW興行が大賑わい、色々なジャンルの作品が集まっているのでひとまとめにご紹介いたします。

先ずは大ヒット上映中4/28(金)公開『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』。紹介不要の大人気ドラマの映画化です。オペ室を搭載したERカーで事故や災害現場に駆け付ける救命医療チーム“TOKYO MER”。今回彼らが直面するのは横浜で発生した大規模な爆発事故。地上70階、取り残された193名、その中には喜多見と再婚した身重の千晶(仲里依紗)も!すべての命を救うべくTOKYO MERのメンバーたちが立ち上がります。ドラマシリーズのファンから新参者(はい、私です!)まで幅広く楽しませてくれる安心設計。

たった1つ、「死者を一人も出さない」という使命に向かってチーム一丸となって、また周囲を巻き込んで市民を救助する様は胸アツからの号泣!!個人的には喜多見が自分の意思とは異なることに直面した時に一旦は「ですよね~」と笑顔で交わし、うまい具合に自分のやり方を通す、そのリーマンスキルに感服です。社会人としての生き様も学ばせていただきました!映画になったことで見(魅)せ場もたっぷりなので家族そろって楽しめますYO!

そして2本目は全世界的大ヒットの波はもちろん、日本にもやってきた!4/28(金)公開『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』です。こちらも言わずと知れた世界的人気のゲーム「スーパーマリオ」シリーズを「ミニオンズ」シリーズでお馴染みイルミネーション・スタジオが映画化。配管工のマリオとルイージは魔法に満ちた世界に迷い込み、兄弟の力を合わせて世界の危機に立ち向かいます。

冒頭からスーパーマリオの世界観に没入出来る横スクロールで進行する物語運びにマリオのゲームをやったことない私ですら、大興奮!概念としての“スーパーマリオ”という知識しかない私が200%楽しんだので、きっとゲームをやったことがある方だったらそれ以上だと思います。お馴染みなキャラ、アイテムがこれでもか!と登場するカラフルでポップな世界観、スピード感満載の展開がとにかく楽しい!!!これは世界中でヒットする訳です。

3本目からはカンヌ国際映画祭で話題を呼んだ作品をご紹介します。1本目は第75回カンヌ国際映画祭審査員賞受賞作5/5(金)公開『帰れない山』。山に生まれたブルーノと都会育ちのピエトロ。子供の頃にかけがえのない友情を育んだ二人が大人になって再会、対照的な二人の人生が交錯していきます。

雄大な山麓の風景がとにかく圧巻であるにも関わらずスタンダードサイズで撮影されたこの映画。もったいない気もしましたがブルーノとピエトロ、二人が互いに感じていた閉塞感を描くのに必要だった?と思ったりしています。そして映画を観終わると『帰れない山』、というタイトルの意味を思って、ちょっと切ない気持ちになったり・・・原作はベストセラーの同名小説なので海外文学好きな方、そして山岳系な趣味をお持ちの方にもオススメです。
しみじみといい映画なんです・・・

続いて紹介する4本目は5/5(金)公開『EO イーオー』、こちらも第75回カンヌ国際映画祭で審査員賞・作曲賞受賞、本年度アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート作品です。サーカス団で活躍していたロバのEO。しかしサーカス団を離れ放浪の旅に出ることとなったEOは様々な人間との出会いを通して社会の温かさや不条理さを経験していきます。ピュアで愁いを帯びたEOの眼差しがとにかく心を締め付けられる・・・

歪んだ世界で生きなければならないEO、それを受け入れるしかないEO、抱きしめたいよ、EO!ロバのEO目線で映し出される人間の愚かさ、滑稽さを5/5で85歳になる巨匠イエジー・スコリモフスキがシニカルに時にメランコリックに圧倒的な映像美でもって描きます。とにもかくにもEO、めんこい!!
という訳で、そのほかにも色々なジャンルの映画が公開中ですので、ぜひ映画館であなたの1本と出会ってください♪
By.M
(C)2023劇場版「TOKYO MER」製作委員会/(C)2022 Nintendo and Universal Studios. All Rights Reserved. /(C)2022 WILDSIDE S.R.L. - RUFUS BV - MENUETTO BV - PYRAMIDE PRODUCTIONS SAS - VISION DISTRIBUTION S.P.A./ (C)2022 Skopia Film, Alien Films, Warmia-Masuria Film Fund/Centre for Education and Cultural Initiatives in Olsztyn, Podkarpackie Regional Film Fund, Strefa Kultury Wrocław, Polwell, Moderator Inwestycje, Veilo ALL RIGHTS RESERVED